猫と暮らす
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猫に「シャンプー」は必要? シャンプーしたほうがよい猫の特徴、普段のお手入れのコツは|獣医師解説
【調査】愛猫をシャンプーしたことがある?
【体験談】なぜ愛猫をシャンプーしようと思ったの?
抜け毛がひどいから
- 「抜け毛が多くなってきたので、初めてシャンプーをした。シャンプーや流すことは大人しくさせてくれたが、乾かすときのドライヤーを激しく嫌がった。気温も高かったので、タオルドライと自然乾燥でなんとか乾かした」
- 「抜け毛が多くベタつきが気になったため、1年以上ぶりのシャンプーをした。ドライヤーのときに逃げられるので、コードを延ばして、お風呂場でお互いに必死で毛を乾かした。ご褒美にチュールあげたらいつも通りのご機嫌で、ホッとした」
- 「ブラッシングを嫌がるコなので、毛並みを綺麗にしてあげたいと思いシャンプーをしました。お風呂場に連れて行くと大きな声で相方の猫に助けを求め、低い声で唸りながら飼い主を威嚇し、思いっきり手に噛みついてきた。それからはシャンプーを諦め、濡れタオルで体を拭いてあげています」
長毛種のため
- 「長毛種なのでどうしてもお尻辺りが汚れがちで、臭いや汚れが気になったらシャンプーします。シャンプーはまだいいですがドライヤーが苦手で大暴れです!」
- 「長毛種のため必要だと思った。初めてのシャンプーはプロの方にお願いしたので、2回目からは嫌がることなく、大人しくしてくれてます」
- 「抜け毛も多く長毛種だったのでしましたが、1〜2回してとっても嫌がったので、今は諦めてしていません」
- 「抜け毛が多く、長毛種なのでシャンプーしてさっぱりしようと思いました。シャンプーは短い時間なら大人しくしてられますが、ドライヤーが苦手です」
体が汚れてしまったため
- 「ヨダレくささ、すこし下痢気味でおしりのニオイが取れなかったので」
- 「お腹が弱く、下痢してお尻がウンコまみれになるのでシャンプーしますが、毎回、「下僕」である飼い主は全身びしょ濡れ・傷だらけになる」
- 「うんちを踏んでしまい初シャンプーしましたが、2人がかりでも超大変で、早々に切り上げました」
- 「うんちがお尻周りの毛についたり、砂かけが下手くそでうんちを踏んで手足が汚れてしまうことがあったため。お風呂は嫌だー!と大声で鳴かれた」
体のかゆみやフケが気になったため
- 「皮膚の痒みがあり、清潔を保ちたいからです」
- 「体を掻くので、痒いのかと思ってシャンプーしました。猫は嫌がって逃げようと必死で、酷いとうんちを漏らしてしまいます」
- 「フケのようなものが、ブラッシングの時に出てきたので。小さい頃から定期的にシャンプーしているので、気持ち良さそうにお湯に浸かっています」
- 「フケが気になったのと、足の裏が汚れてきたから」
野良猫を保護したため
- 「野良猫だったので、綺麗にするために」
- 「お外にいた仔猫をもらってきたので初日にシャンプーしました。初めてのシャンプーでびっくりした様子でしたが、まだ小さかったので簡単にシャンプーできました」
- 「野良が産んだ子猫を保護して飼い始めたので、ワクチン接種のあとシャンプーしました。が、かなり抵抗されて人間も猫もクタクタで、結局その1回だけです。既に成猫なので、抵抗されたらシャンプーはもう無理かな…と思っています」
飼い主さんが猫アレルギーのため
- 「私に猫アレルギーがあるので2、3カ月に一度のペースで入れてます。1匹は大人しく入ってくれますが、もう1匹は暴れるので流血覚悟で抱っこして洗ってます(主人が)」
- 「ニオイが気になったから。飼い主に軽いアレルギーがあるから。初めてのシャンプーだったため、最初はとても怖がって暴れたが、慣れたら大人しくなって気持ちよさそうにしていた。とはいえ、あんまり得意ではなさそう」
定期的にシャンプーすると決めているから
- 「2カ月毎と決めているから」
- 「日課です。毎週土日のどちらかに。シャワー中に入ってくるので、ついでにシャンプーしてます。そんなには嫌がりません」
- 「段ボールに入れられたまま捨てられていたのを愛犬達が散歩中に見つけ、愛犬達と育ったせいか、シャンプー大好きなのもあり、毎月1回はしています。シャンプー好きなため、シャンプーが終わっても、猫用シャンプー風呂にまた入ろうとするほど、シャンプー、お風呂大好きな姉妹猫2匹です」
【体験談】愛猫をシャンプーしない理由は?
- 「自分で毛繕いして、きれいにしているから」
- 「濡れるのを嫌がるから」
- 「シャンプーしたくても、猛烈拒否されそう」
- 「短毛で完全室内なので、猫のストレスを考えるとメリットを感じない」
- 「室内飼いだから、時々蒸しタオルでふいてあげれば充分だと思うから」
- 「基本的に必要無いと聞いたから」
- 「洗おうとすると大変暴れる。飼い主、血だらけ」
- 「いつもいい香りなのと、一度トライしたら嫌がったので。汚れた部分だけふいてやったり、部分的に濡らして洗うことはあります」
【獣医師解説】猫にシャンプーは必要?
猫にシャンプーが必要なケースとは?
「猫は自分で全身を毛づくろいして、体を清潔に保てる動物です。なので、基本的にはシャンプーは必要がないとされています。しかし、必要に応じてシャンプーが必要な場面もあるでしょう。
たとえば…
・尿や便などで体が汚れてしまったとき
・なにかを踏んだり、くっつけてしまったとき
・皮膚病になってしまったとき
・もともと脂漏などで被毛がべたついていたり、フケが出ているなどで洗浄の必要があるとき
外で暮らしていた猫を家に迎えることになったとき、シャンプーは必要?
「アンケートでも『野良猫を保護したときにシャンプーをした』という体験談がありましたね。状況にもよりますが、あまりにもノミなどの寄生虫がいたり、体が汚れていたりするときは、シャンプーが必要になることもあるでしょう。
ただし、猫の性格によっては大暴れというケースもありますし、できれば事前に、動物病院で猫のシャンプーができるような体調かを診てもらい、シャンプーの必要性や可否などを判定してもらったりなど、獣医師に相談するとよいかもしれません。
場合により、動物病院でシャンプーをしてくれるケースもあります。自己判断せずに、まずは相談してみるとよいかもしれないですね」
シャンプーがうまくできない… ほかに方法はある?
「シャンプーの必要性がある猫に対して、上手に洗ってあげられるかどうかわからない、という飼い主さんもいるかと思います。
シャンプー以外に飼い主さんができる普段のお手入れとしては、一番はクシなどできちんと毛をとかしてあげることでしょう。大方の汚れやほつれは、毛をとかすことで落ちるケースも。そのうえで、ホットタオルなどで拭いてあげるとよいのではないかと思います。
流さなくてもいいドライシャンプーもあります。ただし、体質や肌質によっては皮膚が赤くなったり、痒みが出たりすることもあります。使用するときは、どこか体の一カ所だけでパッチテストのように試しにつけてみたほうが安全かもしれないですね。
そうしたことも、かかりつけの動物病院で相談してみるとよいでしょう」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室獣医師・丸山知美先生)
※写真は「ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/柴田おまめ
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