猫と暮らす
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猫が心のバランスを崩したときにとる行動と病気 飼い主ができるケア
そこで今回は、猫が心のバランスを崩したときにどのような行動をとるのかを、動物看護師の小野寺温先生に伺いました。
常同行動
猫の場合は、お腹や内ももなど特定の部分を執拗になめ続ける、過剰な毛づくろいが特に多いようです。ほかにも、同じ場所を黙々と行き来し続けたり、レジ袋や毛布などを口にしたりする行為も、常同行動に含まれます。
攻撃行動
また、大きな音などの刺激に驚いたとき、八つ当たりのように攻撃行動をとる場合も。これは「転嫁性攻撃行動」と呼ばれています。
攻撃の対象は、恐怖や驚きの原因に対してではなく、たまたま近くにいた人や猫になることも多いようです。
不適切な場所での排せつ
体調の変化が起こる場合も
細菌や尿結石などの原因がないのにもかかわらず、膀胱炎の症状があらわれることがあります。
・猫カゼ
過去、猫カゼにかかったことがある個体の場合、免疫力が低下すると体内のウイルスが活性化して、症状が再発するケースがあります。
・胃腸障害
消化器の機能が低下して、嘔吐や下痢、食欲低下などの症状が出る場合があります。
・脱毛・皮膚炎
常同行動の過剰な毛づくろいによって、なめすぎた部分の毛が抜けたり、炎症を起こしたりすることがあります。
参考/「ねこのきもち」2021年3月号『ステイホームで分離不安に!? 春はバランスを崩しやすい 猫だって気を付けたいメンタルヘルス』
文/東里奈
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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