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『猫の糖尿病』について獣医師に聞いてみました。

飼い主さんが知っておきたい猫の健康について獣医師さんに聞いてみました。今回のテーマは、『猫の糖尿病』です。(監修/ねこのきもち獣医師相談室)

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『猫の糖尿病』とは?

猫の糖尿病とは、膵臓(すい臓)の機能が低下し、膵臓でつくられるインスリンというホルモンが不足したり、インスリンに対する体の反応が悪くなったりすることで、血糖値が高い状態になる病気を糖尿病といいます。

愛猫の体重や飲水量の変化に注意しましょう

Q. インスリンはどのような働きをしますか?

A. インスリンとは血液中の糖を細胞に取り込む働きがあります。
インスリンが不足したりインスリンに対する体の反応が悪くなると、血液中に糖が残ることになり、結果として高血糖の状態になります。高血糖状態になると体に様々な悪影響をもたらします。

Q. 猫の糖尿病の原因を教えてください

A. 肥満が糖尿病発症の原因となったり、遺伝的素因やウイルス感染症、膵炎、免疫疾患、薬の副作用、長期間のストレスなどが原因になると考えられています。

Q. 猫が糖尿病になるとどんな状態になりますか?

A. 一般的に高血糖状態が続くと、食欲の低下や多飲・多尿、神経障害、皮膚障害などが見られるようになり、さらに重症になると意識障害や昏睡など、命に係わる病態に至ります。
 また、ご飯を食べているのにもかかわらず体重が減少します。
 より重篤な状態になると、食欲低下に加え嘔吐するようになり、ひどい脱水状態から糖尿病性ケトアシドーシスという病態になり、昏睡となることがあります。

Q. 猫が糖尿病になった場合、どのような治療が行われますか?

A. 人と同様に、食餌療法や適切な体重管理、インスリン投与による治療を行います。猫はインスリン投与が基本になりますが、血糖降下剤の投与を行うこともあります。
 また、重度の糖尿病性ケトアシドーシスになっている場合は、命を脅かす緊急事態ですので、入院による集中的な治療が必要になります。入院治療では、点滴による脱水・体液補正、インスリン投与による血糖管理を行います。

Q. 猫の糖尿病の予防法を教えてください

A. 肥満やストレスが糖尿病発症の原因となることがあるので、普段から体重を管理し、愛猫がストレスの少ない生活が送れるように心がけましょう。
 また、愛猫の体重や飲水量の変化に注意して、愛猫が体調の悪い日が続くようなら、早めに動物病院を受診し早期発見に努めましょう。

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