猫と暮らす
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愛猫の熱中症対策を取り入れる人は9割超! 正しい熱中症対策を獣医師に聞いた
今回、ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、猫の熱中症対策に関するアンケートを実施。この記事では、その調査結果をご紹介するとともに、猫の熱中症対策などについてねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に教えていただきました。
今年の夏、愛猫のための熱中症対策をする?

そこで、「はい」と回答した飼い主さんに、具体的にどのような熱中症対策をする予定かお聞きしたところ、以下のような回答が寄せられたので一部ご紹介します。
具体的にどんな熱中症対策をする?
- 「去年もそうですが、24時間エアコンをつけっぱなしにする」
- 「水が適温になる自動給水器を購入しようと思っています」
- 「今年に限らず、我が家は猫のために年中エアコンフル稼働です」
- 「常にエアコンをつける。水飲み場を増やす」
- 「部屋を適温にして、いつでもどこでもお水を飲めるようにします」
- 「家を空けるときも必ずエアコンをつける。そのうえで、自由に出入りできるようにドアは少し開けておく」
- 「ひんやりマットや涼しい場所を増やそうと考えています。水分補給ができるフードも取り入れたい」
- 「ペットカメラを設置、スマホで外からでも操作できるエアコン、循環式給水器」など
猫の熱中症について獣医師が解説!
岡本先生:
「高温・多湿な環境で体温調節ができなくなり、体温が過度に上昇することで発症する病気です。夏場に部屋が閉め切られていたり、猫が潜り込んだ先で身動きが取れなくなったり(押し入れにいることに気付かず閉じ込められるなど)、また車の中やキャリーの中など、暑い環境から逃れられない状況で起こります」
――では、猫が熱中症になると、どのような症状があらわれるのでしょうか。
岡本先生:
「体温が上昇し、食欲不振、開口呼吸、ふらつきや意識障害などが起こります」
――猫に有効な熱中症対策を教えてください。
岡本先生:
「夏場はエアコンなどを使って室温を26℃前後になるように設定し、湿度は50~60%になるように調節しましょう。エアコンの風が直接当たるのを嫌がる猫も多いので、サーキュレーターやひんやりグッズなどを併用するのもよい方法です。
そのほか、小まめに水分補給できるように水の設置箇所を増やしたり、直射日光が当たらないようにするなど、猫がよく過ごす場所を涼しくしたりすることも大切です」
取材・文/長谷部サチ
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年6月時点の情報です。
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