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青い目が出やすい猫種や毛柄はある? 神秘的な青い目のヒミツ5選♪

猫の目はどんな色でもとても美しいですが、なかでも「青い目」は神秘的で見入ってしまいますよね。そんな猫の青い目には、あまり知られていない秘密がたくさんあります。
そこで今回は、猫の青い目に関するおもしろい豆知識を、猫研究家の石原さくらさんに伺いました。

最初はどの猫も目が青い

Mix(白)の雪月ちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
どんな猫も、はじめはブルーの目をもって生まれてきます。これは「キトゥンブルー(英:子猫の青)」と呼ばれていて、一般的には生後2カ月頃まではこの状態です。その後、目の色を決めるメラニン色素が、角膜の下にある光を調節する「虹彩」に沈着し、色が変化していきます。

猫種や毛色に応じて目の色はだいたい決まっていますが、毛色に白が強く出ている猫ほど、青い目が発生しやすいと考えられています。

青い目はアジア発祥だと考えられている

Mix(グレー)のアツコちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
青い目をもつシャムという猫種は、もともと現在のタイで生まれ、14世紀頃にはすでに存在していたと考えられています。その後、シャムは19世紀後半にイギリスの領事館へと持ち込まれ、繁殖が進んだそうです。
諸説ありますが、以上のことから青い目をもつ猫の発祥はアジアの可能性が高いでしょう。

青い目は特定の猫種や毛柄に出やすい

ラグドールのラテちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
青い目が出現しやすい猫種はラグドールやヒマラヤン、毛柄はポイントカラーなど。いずれも、白毛の遺伝子が作用して青い目を作り出しているそうです。
またポイントカラーの猫には、温度が低い顔まわりや足先などの毛色が濃くなる「感温性」という特徴がありますが、瞳は体の内部にあるため温度が高く、メラニン色素の働きが抑えられて青い色の目になると考えられています。

青の色合いで3種類に分けられる

日本ネコのみるくくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
色素が少ないといわれる青い目ですが、色合いで3種類に分けられていることをご存じですか?淡い水色に近く、緑がかった「アクア」、もっとも濃い青をもつ「サファイアブルー」、2色の中間色である「ブルー」です。「ブルー」のなかでも濃淡があります。

青い目の猫は光に敏感

ラグドールのなぎくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
メラニン色素が薄い青い目の猫は、強い光に敏感だと考えられています。しかし、猫はまぶしいときには瞳孔を小さくして光量を調整できるので、とくに対策は不要です。
ただ、白い猫の場合は皮膚への負担を減らすためにも、日差しの強い時季の日中はレースのカーテンを閉めるなど、日光対策をしてあげるといいでしょう。
猫の青い目は美しいだけでなく、さまざまな秘密が隠れていましたね。改めて愛猫の目を観察してみたら、新しい発見があるかもしれませんよ♪
お話を伺った先生/石原さくらさん(猫研究家 猫写真家 愛玩動物飼養管理士1級)
参考/「ねこのきもち」2025年6月号『ひときわ神秘的な色「青い目」に隠された秘密とは―― Blue Eyesに魅せられて』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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