この後ろ姿は、X(旧Twitter)ユーザー
@sakisakey0407さんの愛猫・ハクくん(取材当時、推定8才)。ある日、点検のため業者さんが家にやってくると、お客さんが好き過ぎて
「お客さんですか? 猫ですよ。触りたいでしょ。膝に乗りますよ」と大張り切りしてしまいました。
名残惜しそうに玄関を見つめるハクくん
@sakisakey0407
そんな様子を見た飼い主さんは、点検作業の邪魔にならないようハクくんを抱っこすることに。そして点検の業者さんが帰宅したあと、名残惜しそうに玄関を見つめるハクくんの姿がXに投稿されると、3万7千「いいね」を獲得するほど話題になったのです(2023年7月6日時点)。
いったい、ハクくんはどんな様子でアピールをしていたのでしょうか? 飼い主さんにお話を伺います。
「玄関まで出向き、途中も様子を覗き込もうとしていた」
別の日、飼い主さんに何かを訴えるハクくん
@sakisakey0407
点検の業者さんが家にやってくると、ハクくんはまったく人見知りせず玄関まで歩いていきました。そして、「撫でなくていいんですか?」といわんばかりに業者さんに近づいてアピールを始めたそうです。そのアピールは点検作業中も続き、途中で「何してるんですか?」と覗きに行こうとしたのだとか。
飼い主さん:
「お客さんが大好きで、膝に乗ると喜ぶ人も多いので、今回も『サービス精神とお膝で甘えたい気持ち』で張り切っていたのだと思います」
この日も、放っておいたら膝に乗るような勢いで歓迎していたので、飼い主さんはハクくんを抑えるのが大変だったようです。
【獣医師解説】お客さんに寄っていく猫の心理は?
キャリーバッグに入るハクくん
@sakisakey0407
来訪者(点検業者さん)にアピールするハクくんの心理が気になりますね。ねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生に聞いてみました。
――このときのハクくんは、どんな気持ちだったと推測できますか?
山口先生:
「飼い主さんのおっしゃるとおり、業者さんと関わり合いたかったのでしょう」
――お客さんに寄っていく猫とそうでない猫がいると思います。これは性格の差なのでしょうか?
山口先生:
「もともとの性格に加えて、過去にお客さんに可愛がってもらえた経験が関わっていると思います」
とても人懐っこいハクくん。家族や周りの人たちにとても愛されていることがわかる、心温まるエピソードでしたね。
写真提供・取材協力/
@sakisakey0407さん/X(旧Twitter)
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
取材・文/柏田ゆき
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。