【調査】愛猫が「圧をかけてくる」ことはある？　獣医師の解説つき

愛猫に「圧をかけられている」と感じたことはありますか？今回は、「圧をかける猫」というテーマでアンケート調査をするとともに、猫が飼い主さんに圧をかけてくる理由などについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に伺いました。

愛猫に「圧をかけられている」と感じたことはある？

愛猫に圧をかけられていると感じる？ — ※2025年6月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査（回答者数　209人）

ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、猫の飼い主さん209人に対して「愛猫に『圧をかけられている』と感じたことはありますか？」というアンケートを実施。すると、約80％の飼い主さんが「はい」と回答しました。

【体験談】どんなときに「圧をかけられている」と感じた？

では、どんなときに愛猫に圧をかけられていると感じたのでしょうか。愛猫の様子とあわせて、具体的なエピソードを教えていただきましたので、その一部をご紹介します。

「ゴハン・おやつがほしい」という圧

「朝、部屋に来てゴハンをくれとジーッと見つめられています」
「お皿の前でずっとたたずみ、ジッと見てくる（ゴハンちょうだいの無言の圧力）」
「お腹が空いてきたら、私のすぐそばで待機しています」
「ゴハン前の圧がすごい。動き出すまで直視で目をそらさない！」
「ゴハン前になると、キッチンカウンターから、ジーッと私を見つめてきます。日に日に早い時間から圧をかけられてツラいです（笑）」
「おやつがもらえるまで動かない」

「遊んでほしい・かまってほしい」という圧

「テレビやスマホを見ていると、『ニャーニャー』鳴きながらソファの後ろから見てきます。『かまえ～、遊べ～』といっているんだと思います」
「遊んでほしいときに、おもちゃの入っている引き出しの上に乗って伏せ、こちらをジーッと見つめる。無視していると、『ニャーーーッ』と長い大きな声で鳴いて催促する」
「遊んでほしいとき夜中でも朝方でも鳴いて呼んできますが、眠くてしばらく無視していても、視線を感じて猫のほうを見ると同じ体勢で5分後でも10分後でもジーーーッと見てきます（笑）」
「遊んでくれと目の前に座り込みをされずっと見られます」

そのほかこんなエピソードも

「抱っこをしてほしいとき、目の前に来てジッと見つめられるときに圧を感じます」
「要望があるとき。後ろに気配を感じる。正面に来て無言の訴え」
「早朝、猫が起きるときに人間が起きないと『ニャーニャー』鳴く、爪をたてて顔を触るなど」
「パソコン作業しているとき、キーボードに乗って動かない。ソファに座っているとき隣でジッと見つめて抱っこしてくれるのを待っている」
「いつもの時間にすることをしていないと早くしろといわんばかりに　お座りしてジーッと見てきます」
「ケージに入れているときに、『早く出して！』といわんばかりに見つめられているとき。一瞬も目を離しません」
「トイレに入ると、中に入れるか、出てくるまでずーっと前で鳴いています」

【獣医師解説】猫が飼い主さんに圧をかけてくる理由とは

ここからは、猫が飼い主さんに圧をかけてくる理由などについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に解説していただきます。

――猫が飼い主さんに対して圧をかけるような様子を見せるのは、どのような理由や心理からなのでしょうか？

岡本先生：
「飼い主さんの様子を観察しているほか、ゴハンやおやつがほしいなどの要求があってジッと見ていることが考えられます」

――猫が圧をかけてくる場合、飼い主さんはどのように対応すべきでしょうか？

岡本先生：
「愛猫の様子をよく観察し、圧をかけてくる理由を理解しようとすることが大切だと思います」

愛猫から無言の圧を感じたときは、なぜ圧をかけてくるのか、何をしてほしいのかをよく考えてあげるようにしましょう。

（監修：ねこのきもち獣医師相談室　獣医師・岡本りさ先生）
取材・文／宮下早希
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年7月時点の情報です。