猫と暮らす
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「ごめん寝」は苦しくない? 猫の行動に関するギモンにお答え!
そこで今回は、飼い主さんから寄せられた猫の不思議行動を4つ取り上げ、哺乳動物学者の今泉忠明先生に解説していただきました。
(1)ゴハンの横で砂をかけるマネをするのはなぜ?
外で暮らす猫は、生き残りをかけて日々を過ごしています。そのため食べきれない食べ物は隠して保存する習性があり、なくなるまで連日、隠した場所に食べに行くのです。家で毎日ゴハンにありつけるはずの猫が砂をかけるマネをするのは、それほどまでにゴハンを気に入っているということなのでしょう。
(2)「ごめん寝」は苦しくないの?
猫の毛は1cm四方につき約600本もの毛が生えているといわれています。顔をうずめていると一見苦しそうですが、「ごめん寝」をするときは、毛の密度が比較的低い足に頭を置いているため、毛のすき間からしっかりと呼吸ができているはず。安心してくださいね。
(3)ぬいぐるみをくわえながら鳴くのはなぜ?
本来単独行動をする猫が獲物を分け与えるのは、自分の子、もしくは、ちょっとどんくさい仲間にだけ。飼い主さんをそのどちらかと思って、獲物に見立てたぬいぐるみを分け与えようとしているのかもしれません。遊び気分で誘っている可能性もあります。
(4)朝と夜に激しくじゃれ合うのはなぜ?
朝と夜は本来狩りをする時間なので、その時間帯にじゃれ合いを繰り返すことで、筋肉を発達させようとしているのです。いわば「筋トレ」のようなものですね。
参考/「ねこのきもち」2019年2月号『\知れば知るほどもっと知りたくなる/動物学者・今泉先生に聞いた 愛しき猫のふしぎ』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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