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「ダンボール入るのヘタクソ?」偶然見かけた猫のもたつく姿について獣医師に理由を聞いてみた

ダンボールに入る姿が愛らし過ぎる猫。
ダンボールに入ろうとするしゃちくん
ダンボールにヨジヨジとのぼって入ろうとするしゃちくん
@SHACHI_CATCH
写真は、X(旧Twitter)ユーザー@SHACHI_CATCHさんの愛猫・しゃちくん(取材当時8カ月)が段ボールに入ろうとしているところです。飼い主さんが開封したダンボールをそのままにしておくと、ヨジヨジと入っていったといいます。

飼い主さん:
「ジャンプして入らずにヨジヨジとのぼって入ろうとしていたので、『鈍くさいけれど、かわいいな~』と思っていました(笑)」

飼い主さんがこの様子をSNSに投稿すると、1.3万件の「いいね」を集めるほど話題になりました(2025年2月21日時点)。

独得な入り方の理由は? ダンボールにはって入るしゃちくん

椅子の上で横たわるしゃちくん
椅子の上で横たわるしゃちくん
@SHACHI_CATCH
しゃちくんの独特なダンボールの入り方について、飼い主さんにお話を伺いました。

飼い主さん:
「いろいろなものに興味があるみたいで、新しい物を見つけると自分で確かめに行っています。また、活発で元気があるのですが、ソファに飛び乗ろうとしてずり落ちたり、全力で走って滑って転んだりしているので、抜けているところがあるのだと思います

【獣医師取材】なぜ?狩りをする猫がダンボールにもたつく理由

ベッドの下にもぐるしゃちくん
ベッドの下から外の様子を伺うしゃちくん
@SHACHI_CATCH
ここからは、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生にお話を伺います。

――しゃちくんは、置かれていたダンボールに入るときに写真のようにもたついていたそうです。飼い主さんは「鈍くさい」と感じたそうですが、実際にそのような猫はいるのでしょうか。

原先生:
「猫は狩りをする生き物ですので、運動能力や感覚が優れているのが一般的です。ですが、個体差がありますので、ほかの猫と比べて少しだけ不器用に見える猫がいるかもしれませんね」

――しゃちくんのようにダンボールの入り方が独特になる原因として、どのような理由が考えられますか。

原先生:
「ダンボールへの入り方がわからず、恐る恐る試していたのではないかなと思います。
また、ダンボール自体に箱の入り口が狭い、箱の高さが高いといった物理的な要因があれば、そういう要因も関係してくると思います」
ぬいぐるみと並ぶしゃちくん
ハチワレのぬいぐるみと同じポーズで床に伏せるしゃちくん
@SHACHI_CATCH
――どのような猫は、ダンボールに入るときにもたつきやすいのでしょうか。

原先生:
「高齢の猫は関節の可動域が狭くなったり、視力が低下したりして、若い猫よりももたつきやすい傾向があるかもしれません。また、怖がりな性格の猫は慎重になりすぎてスムーズに入れないこともありますし、体格が大きくて箱のサイズが合わない猫も、もたつく原因になりやすいと考えられます」
ダンボールに入るときにもたつく理由は、その猫の体だけではなく、心理状況や箱のサイズなどが関係することもあるようです。しゃちくんもこのダンボールに入り慣れると、機敏に入れるようになるのかもしれませんね。
写真提供・取材協力/@SHACHI_CATCHさん/X(旧Twitter)
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/小崎華
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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