猫と暮らす
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「一瞬でこうなりました」キラキラするクリスマスツリーを倒してしまう猫の気持ちを獣医師が解説
そして、クリスマスツリーを出し終えた飼い主さんが別の部屋へ行ってまた戻ってくると、あっという間に棚からツリーが落とされていたといいます。
当時の状況について、飼い主さんにお話を伺います。
「やられたっ!」と思った飼い主さん
飼い主さん:
「『やられたっ!』と思いました。ですが、棚の上で何ともいえない顔をしている猫の姿がおかしくて、すぐにスマホカメラのシャッターを切りました」
――灰白ちゃんは、クリスマスツリーのどういうところが気になっていたのだと思いますか。
飼い主さん:
「キラキラとした飾りが気になっていたのではないでしょうか。ツリーを落としたあとも、いつもどおりマイペースに過ごしていました」
飼い主さん:
「再び飾り直し、棚の途中に猫が爪をかけることができないプラスチック製のケースを置きました。この写真を撮影したあとは、棚の上に登られることがなくなりました」
灰白ちゃんに落とされたクリスマスツリーは、クリスマス本番まで棚の上で輝き続けることができたようです。
【獣医師取材】キラキラするクリスマスツリーを倒してしまう猫の気持ちとは
――猫はクリスマスツリーのどのようなところが気になるのでしょうか。どんな気持ちでクリスマスツリーに触れようとするのか、理由を教えてください。
原先生:
「猫はクリスマスツリーのことを、自分の縄張りに置かれた“新しい大きな遊具”と認識しているのかもしれませんね。背が高いので思わず登りたくなったり、キラキラ光るオーナメントとブラブラ揺れる飾りが狩猟本能を強く刺激したりするのだと思います」
――どのような猫はクリスマスツリーに触れたがりますか。
原先生:
「好奇心が旺盛な性格の猫や、若くて遊び盛りの年齢の猫は、ツリーに強く興味を示す傾向があると考えられます」
原先生:
「ツリーを目立たなく猫に気付かれないようにするのは難しいので、ツリーの土台をしっかり固定したり、壁際に寄せて設置したりして倒れにくくしましょう。また、万が一倒れたときのために、割れにくく、丸飲みできないサイズのオーナメントを飾るようにしておくのも手だと思います」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/小崎華
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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