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「一瞬でこうなりました」キラキラするクリスマスツリーを倒してしまう猫の気持ちを獣医師が解説

クリスマスツリーを出したら、一瞬でこうなりました。
クリスマスツリーを見上げる灰白ちゃん
棚の中断からクリスマスツリーを見上げる灰白ちゃん
@inside_uchida
写真の猫は、X(旧Twitter)ユーザー@inside_uchidaさんの愛猫・灰白ちゃん(仮)です。気になって見上げる視線の先には、この日出したばかりだというクリスマスツリーが。

そして、クリスマスツリーを出し終えた飼い主さんが別の部屋へ行ってまた戻ってくると、あっという間に棚からツリーが落とされていたといいます。

当時の状況について、飼い主さんにお話を伺います。

「やられたっ!」と思った飼い主さん

クリスマスツリーを落とした灰白ちゃん
クリスマスツリーを落として、置かれていた場所に座る灰白ちゃん
@inside_uchida
――棚からクリスマスツリーが落とされたときは、どのようなことを思いましたか。

飼い主さん:
『やられたっ!』と思いました。ですが、棚の上で何ともいえない顔をしている猫の姿がおかしくて、すぐにスマホカメラのシャッターを切りました」

――灰白ちゃんは、クリスマスツリーのどういうところが気になっていたのだと思いますか。

飼い主さん:
キラキラとした飾りが気になっていたのではないでしょうか。ツリーを落としたあとも、いつもどおりマイペースに過ごしていました」
ツリーがあった場所に立つ灰白ちゃん
何ともいえない顔をして、ツリーがあった場所に立つ灰白ちゃん
@inside_uchida
――その後は、クリスマスツリーを再び落とされないように対策をされたのでしょうか?

飼い主さん:
再び飾り直し、棚の途中に猫が爪をかけることができないプラスチック製のケースを置きました。この写真を撮影したあとは、棚の上に登られることがなくなりました」

灰白ちゃんに落とされたクリスマスツリーは、クリスマス本番まで棚の上で輝き続けることができたようです。

【獣医師取材】キラキラするクリスマスツリーを倒してしまう猫の気持ちとは

猫用のベッドでくつろぐ灰白ちゃん
猫用のベッドでくつろぐ灰白ちゃん
@inside_uchida
ここからは、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生にお話を伺います。

――猫はクリスマスツリーのどのようなところが気になるのでしょうか。どんな気持ちでクリスマスツリーに触れようとするのか、理由を教えてください。

原先生:
「猫はクリスマスツリーのことを、自分の縄張りに置かれた“新しい大きな遊具”と認識しているのかもしれませんね。背が高いので思わず登りたくなったり、キラキラ光るオーナメントとブラブラ揺れる飾りが狩猟本能を強く刺激したりするのだと思います」

――どのような猫はクリスマスツリーに触れたがりますか。

原先生:
「好奇心が旺盛な性格の猫や、若くて遊び盛りの年齢の猫は、ツリーに強く興味を示す傾向があると考えられます」
おすましして座る灰白ちゃん
おすましして座る灰白ちゃん
@inside_uchida
――愛猫にクリスマスツリーを倒されないため、できる工夫を教えてください。

原先生:
「ツリーを目立たなく猫に気付かれないようにするのは難しいので、ツリーの土台をしっかり固定したり、壁際に寄せて設置したりして倒れにくくしましょう。また、万が一倒れたときのために、割れにくく、丸飲みできないサイズのオーナメントを飾るようにしておくのも手だと思います」
同じクリスマスツリーを見ても、猫と人は感じ方が違います。猫の目には遊具に見えているのかもしれないということを忘れずに、素敵なクリスマスをお過ごしください。
写真提供・取材協力/@inside_uchidaさん/X(旧Twitter)
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/小崎華
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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