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湿りすぎも乾きすぎも要注意! 猫の鼻の状態から読み取れる健康サイン|獣医師解説

猫の鼻は、しっとりしている日もあれば乾いている日もあり、その変化には理由があります。湿りすぎや乾きすぎなど、いつもと違う状態には健康サインが隠れていることも。

この記事では、猫の鼻の状態から読み取れるサインについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

猫の鼻から読み取れる健康サイン

見つめる猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の鼻は、しっとりしていても、やや乾いていても、生理的な範囲であればどちらも正常とされています。

ただし、鼻水が明らかに目立つほど湿っている場合は、病気のサインになることがあります。逆に、ガビガビに乾燥している状態は脱水の可能性があります。

猫の鼻水が目立つときに考えられる原因と対処

見つめるスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の鼻水が明らかに目立つほど湿っている場合には、猫風邪の症状が出ていたり、鼻炎が起こっていたりするケースが多く見られます。原因によっては、内服薬や点鼻薬、点滴(注射)、ネブライジングなどの治療が必要になります。

下記のような場合には、早めの受診をおすすめいたします。

・数日経ってもよくならない
・症状がさらに目立ってくる
・元気や食欲が落ちてくる

猫の鼻が乾いているときに考えられる原因と対処

見つめるマンチカン・ロングヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
一方で、猫の鼻の乾燥には次のような理由が想定されます。


・生理的(正常)な変化
・体の脱水
・空気の乾燥(エアコンなどの環境要因)
鼻が乾いていても、猫が元気で食欲があれば基本的に様子見で問題ありません。ただし、次のような場合は注意が必要です。

・元気がない
・食欲の低下
・鼻水やくしゃみなど、ほかの症状が出てきた

このように、鼻が乾燥している以外の状態が見られる場合は、動物病院を受診してください。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/柴田おまめ
※写真は「ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
※記事の内容は2025年12月時点の情報です。
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