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香りの強いものは置かないで! 猫と暮らすうえでの4つのNG行動

香りで心身を癒やしてくれる「エッセンシャルオイル(精油)」。実は、猫にとって危険なものもあるということを知っていますか? ほかにも、愛猫を守るために、ふだんから気をつけたいことはたくさんあります。

今回は、猫との暮らしやお世話のなかでやってはいけない4つの“NG行動”を、獣医師の椎木亜都子先生に教えていただきました。

1. 香りの強いものを使う

ニャルソックをするシンガプーラ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の嗅覚は人の約10万倍ともいわれ、周りのニオイから情報を収集して身の安全を確認しています。そのため香りの強いものがそばにあると、本来かぎたいもののニオイがわかりにくくなり、ストレスになるのです。

また、人が香りを楽しむエッセンシャルオイルには、猫に中毒を引き起こす有害なものも。以下はとくに猫が苦手なニオイなので、猫がいる空間では避けましょう。

猫がとくに苦手なニオイ

  • 柑橘系のニオイ

  • ハーブのニオイ

  • カレーなど香辛料へのニオイ

  • 塩素系漂白剤のニオイ

  • お酢のニオイ

  • タバコのニオイ

2. 暑さ・寒さ対策を怠る

毛布の上で眠るスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫も人と同じで、寒さや暑さが原因で不調になりやすいもの。とくに猫は寒さに弱く、冬は免疫力が低下して病気になる猫が増えます。

猫が過ごす部屋はエアコンなどで暖かく保ち、寒さを感じたらもぐり込めるあったかスポットを用意しましょう。夏の暑さ対策もマストです。

3. 猫トイレを不潔な状態にする

手をペロペロするサイベリアン
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫はきれい好きなので、トイレが不潔だと排泄を我慢してしまいます。このため粗相をしたり、膀胱炎や便秘など健康を害したりするリスクが高まります。

排泄物はすぐに片付け、定期的にトイレ砂を交換して清潔を保ちましょう。

4. お湯を張った状態の浴室に猫だけで出入りさせる

出待ちをするアメリカンショートヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が浴槽の縁で足を滑らせ、落ちて溺れるリスクは高く、最悪の場合は溺死してしまいます。ふたをしていても、ふたがずれて上にのっていた猫と一緒に落ちてしまうケースも。

浴槽にお湯や水を張っているときは必ず浴室のドアを締め、猫が自由に出入りできないようにしましょう。
飼い主さんが気づかないうちに、愛猫を危険にさらしているケースもあります。家の中やお世話の仕方に問題がないか、改めて振り返ってみてくださいね。
お話を伺った先生/椎木亜都子先生(獣医師)
参考/「ねこのきもち」2025年11月号『暮らしやお世話でとくにやってはいけないこと、まとめました。猫にご法度12ヵ条』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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