新しい猫を迎え入れることを検討しているAさんは、愛猫と“ふたり暮らし”。Aさんは愛猫が何才までに新しい猫を迎えるのがベストか、お悩み中のようです。
そこで今回は、「猫1匹+飼い主さん1人」というご家庭に新しく猫を迎え入れる場合の、理想的な先住猫の年齢や手順などについて、獣医師の椎木亜都子先生に教えていただきました。まずは、Aさんと愛猫の関係性などについて見ていきましょう。
まるで年の離れた“姉妹”のような関係性!?
Aさんの愛猫は、ブリティッシュショートヘアーのジェニちゃん(メス・5才)。好奇心旺盛で人見知りしないというジェニちゃんは、Aさんにとって“親子”というより、ほぼ対等で“姉妹”のような感覚だといいます。
Aさんからみたジェニちゃんは「要領がよくて愛嬌たっぷりのあざとい“妹”」で、ジェニちゃんからみたAさんは「おやつをくれたり掃除をしてくれたりする世話焼きな“姉”」だと、Aさんは感じているようです。
ご実家でもかわいがられているジェニちゃん
人見知りをしないジェニちゃんは、電車で30分程の場所にあるAさんのご実家にも、一緒に帰省するそうです。猫飼いではないご両親が家にジェニちゃん用の猫タワーを置くほど、ジェニちゃんはかわいがられているのだとか。
“オテ”もマスターしたジェニちゃん
そんなジェニちゃんは「覚えがいい」そうで、おやつを使って“オテ”をマスターしたといいます。
【獣医師が回答】新しい猫を迎える場合、先住猫が何才までが理想?
では、Aさんのような「猫1匹+飼い主さん1人」というご家庭に新しく猫を迎え入れる場合、先住猫が何才のときが理想なのでしょうか。
できるだけ若いうちが理想
複数飼いを検討しているなら、先住猫ができるだけ若いうちが理想。ジェニちゃんは5才と若く、人見知りもしない性格なので、新しい猫をスムーズに受け入れられるかもしれませんね。
新しい猫を迎える手順
いつ迎えるにしても最初が肝心なので、次の手順で慎重に行いましょう。
- 新しい猫とは別々の部屋で生活させる
- ケージ越しに対面させる
- 飼い主さん立ち合いのもとフリーにさせる
新しく猫を迎え入れる場合は、先住猫の年齢や性格を考慮し、しっかりと手順を踏む必要がありそうです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
お話を伺った先生/椎木亜都子先生(獣医師)
参考・写真/「ねこのきもち」2024年6月号『対人・対猫で関係性はさまざま 飼い主さんの思うわが家の相関図』
文/小林けい
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※構成上、この特集では一部擬人化した表現を用いています。猫発信のコメントは飼い主さんの想像です。