猫ちゃんを飼う上でとても重要なご飯。食の好みはどう決まる?どんな食事を与えたらいい?フードの保存は?子猫のときの食事って大事なの?など、基本的だけど意外と知らないことや、もう一度おさらいしたいことなど、猫ちゃんの食事にまつわる4つの疑問を解決していきましょう!
食の好みは子猫のときに決まる?
猫ちゃんが離乳期に食べたものなどは、その後の食の好みに影響すると言われています。しかし成長していく中で、ライフステージに合わせてフードを変えたり、療法食へ切り替えたりする可能性も出てきますよね。そのため、フードが変わっても猫ちゃんがスムーズに食べられるようにしておいてあげることも大切です。
成長期用のフードの中から、いろいろな味や食感、舌触りのものを与えるなど、食におけるさまざまな体験をさせてあげると良いでしょう。フードの形状はウェットフードやドライフード(最初はお湯でふやかしてあげると◎)、味はチキンやまぐろ、かつおなどの種類がありますよ。
猫ちゃんの食事は何がいいの?
そもそも猫ちゃんはどんなフードを食べるのが最適かご存知ですか?もちろん人間と猫ちゃんでは、必要とする栄養素や健康を維持するための栄養バランスは異なります。
いろいろなものを食べる人間と違い、決まったフードを食べ続ける猫ちゃんにとって栄養バランスが少しでも乱れることは、長期的にみると大きな問題になることがあります。そのため、必須栄養素が必要量含まれている「総合栄養食」を主食として与えてあげてくださいね。
フードの保存方法は?
暑くなるこれからの時期は、フードも傷みやすくなります。そこで、猫ちゃんが美味しく新鮮なフードを食べられるように、保存方法もチェックしておきましょう。
未開封のフード
ドライフード
カビが繁殖する心配はあまりないですが、脂肪酸などの成分が酸化しやすいので、開封後はしっかりと封をして冷暗所で保存しましょう。
ウェットフード
1回で使い切るか、使い切れない場合は冷蔵庫で保管して2~3日中には使い切りましょう。
子猫のフードはどうしたらいいの?
子猫は乳歯が生え始める生後3~4週間くらいの時期から離乳食を食べ始め、6~10週くらいには固形のフードが食べられるようになります。体や胃は小さいですが、猫ちゃんの体を作る大事な時期なので、エネルギーをしっかりとる必要があります。そのため、少量でもエネルギーになりやすい成長期用のフードを与えてあげてくださいね。
今回ご紹介した内容は基本的なことばかりですが、その基本がとても大事。まずは基礎的な知識を構築し、それからそれぞれの猫ちゃんに合った食事について考えてみましょう。
参考/「ねこのきもち」2017年5月号『愛猫の栄養学事典』
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。