人にとって野菜は体に良いとされる食材の一つですが、猫に野菜は与えてもいいのでしょうか。今回は、与えていい・いけない「野菜」についてクイズ形式でご紹介します。与える際の適量についても解説しているので、チェックしてみてくださいね。
猫の食べ物クイズ【野菜編】
猫も人と同じように野菜を食べると健康に役立つのでしょうか?その答えは「△」。猫には、健康維持に役立つ野菜もありますが、少量でも食べたら、病気や中毒症状を引き起こすキケンな野菜もあります。
では、ここで猫の食べ物クイズを出題します!
以下の野菜のうち、猫に与えていいものは「〇」、与えてはいけないものは「×」でお答えください。
Q1. キャベツ
Q2. きゅうり
Q3. トマト
Q4. 玉ねぎ・長ねぎ・にら
Q5. 春菊
クイズの答え
1. キャベツ→ 「〇」
生のまま与えるのは消化に悪いですが、茹でたキャベツは水分補給に役立ちます。与えるときは、茹でたものを細かくカットし、小さじ1杯くらいを目安に与えましょう。
2. きゅうり → 「〇」
きゅうりには、多少ミネラルが含まれていますが、成分のほとんどが水分なので与えても問題ありません。きゅうりの青臭さを好む猫もいるので、与える際は千切りにして15g程度を目安にしましょう。
3. トマト → 「〇」
サイズや種類が豊富にあるトマトですが、成分に大差はないので実の部分なら与えても大丈夫です。ただし、ミニトマトは丸呑みすると危険なため、必ず4等分程度にカットしてから与えましょう。与える際は、大玉なら1/16個、ミニトマトなら1個程度を目安にしてください。
4. 玉ねぎ・長ねぎ・にら → 「×」
猫の赤血球を破壊し、貧血や血尿を引き起こす成分が入っているため、ネギ類は猫に与えてはいけない野菜の代表例です。このネギ類の中毒成分は加熱してもなくならないので、ハンバーグなどの調理品も含め、絶対に与えないように気を付けましょう。
5. 春菊 → 「×」
春菊やホウレン草などには「シュウ酸」が含まれており、この成分を摂り過ぎると尿石症になる恐れがあります。このほかにも、結石の元になるミネラルを多く含む「タケノコ」は注意したい食材の一つです。泌尿器系の病気を抱えている猫は与えないようにしましょう。
野菜の味を好む猫は多いとされています。その一例に、かぼちゃが挙げられます。茹でたものなら成分的に問題はありませんが、高カロリーな野菜なので、茹でたものを大さじ1程度与えるようにしましょう。
このように、主食となるフードの他に、与えてもいい野菜を適量与える分には、猫の気分転換になるかもしれませんね。ぜひ参考にしてみてください。
※与えていい食材の適量は、体重4㎏前後の成猫を想定した目安です。
参考/「ねこのきもち」特別編集『まんぞくさんも大満足♡猫に与えてOK?NG?食べ物図鑑』(監修:高円寺アニマルクリニック院長 高崎一哉先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。