猫と暮らす
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「おばけが怖いからリビングで寝る男の子」に添い寝する猫 普段は見せない行動からわかる心理は?|獣医師解説

なんとも可愛らしい光景に癒されますが、じつは撮影時にこんな出来事があったのだとか。
「息子は、普段から妖怪やおばけの絵本を読むのが好きなんです。でも、小学校に上がってから『本当におばけが出るのかも?』と思うようになったのか、寝室で寝るのが怖いと言い始めて……。
私は深夜までリビングで仕事をしているため、息子は寝るときにいつも小3のお姉ちゃんとパパと眠りにつくのですが、撮影当時の息子は『明るくてもいいからママのいるリビングで寝る』と、数日にわたって言っていました。
そしてこの日、息子は21時過ぎに本当にリビングの私のそばで眠り始めてしまったんです。『別の階の寝室に移動するのも重くて大変だなぁ……』と思ってしばらく見ていたら、マニが息子の横で一緒に寝ていてびっくりしました」
マニくんが添い寝をすることはほとんどない


「撮影時はもう5月下旬だったので、寒かったわけではありません。なのにあんなにくっついて寝ているのは、もはや息子の不安や異変を察知してあげたとしか思えません。
あとは、息子は4匹の愛猫の中で一番マニが好きなようなので、そういうのも察知しているんでしょうか。息子は1日2回、家中の猫のトイレ4個を全部掃除してくれるので、きっとそういうのも見ているのかもしれませんね」
マニくんは甘えん坊なコ

「甘噛みの癖があったり、“やんのかステップ”をよくしていたり。遊び方が赤ちゃんぽかったり、鳴き声が『プギャー』だったりと、とにかくしぐさや動きや存在が赤ちゃんなんです(笑)
なのでなおさら、不安そうな息子に添い寝してあげているのが一番意外でびっくりしました」
【獣医師解説】「おばけが怖いからリビングで寝る男の子」に添い寝する猫の心理
ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に聞きました。
「普段はリビングでは寝ない息子さんがリビングで寝ているというところから、マニくんはいつもと違う異変に気づいたのかもしれません。マニくんは大好きな息子さんの心細い気持ちや不安な気持ちを感じ取って、そばに寄り添ってくれたのかもしれませんね。
飼い主さんが不安を感じているときに添い寝してくれたり、寄り添ってくれる猫というのは……
・仲間や家族といるのが好きなタイプのコ
・リーダータイプのコ
・母性、父性の強いタイプのコ
写真提供・取材協力/@suichannel55さん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年4月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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