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もしかして愛猫が熱中症? もしもの時の応急処置3つ

まだまだ油断はなりません。。。

暑さが少し落ち着いたかも!?と安心してたところ、ちょっと愛猫の様子がおかしいなんてことも。
もしもの時に知っておきたい情報をご紹介します。
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フラフラ、ぐったり…愛猫の熱中症シチュエーション

もともと先祖が暑い地域に生息していたからか、比較的、夏には強い猫。しかし、体がついていかないほどの高温になると、さすがの猫も体温調節がうまくいかず、人間同様、熱中症を発症します。

例えば、猛暑日なのに部屋のドアが閉めきられエアコンも切れていた、短時間で気温が上昇し予想以上に室温が上がった、暑い日にベランダへ猫を閉め出してしまったなど、たいていは飼い主さんのうっかりが原因。

猫が熱中症になると、次のような症状が見られます。

・ぐったりして動かない。
・鼻が赤い。
・目がうつろ。
・呼吸があらい。
・体が熱い。
・1日おしっこが出ない。
・転げるように倒れ、胃液を数回吐く。


もしかして、熱中症? というときの応急処置を、シチュエーション別でご紹介しましょう。

熱中症の応急処置:自宅の場合

猫の意識があるかないかによって、応急処置の方法は変わります。

意識がある場合は、まずは猫がいる場所を涼しくするか、涼しい場所へ移動させます。それから、水でぬらしたタオルなどで猫の体を冷やしましょう。加えて、猫への水分補給が必要ですが、自力で飲めないようならスポイトなどで少しずつ飲ませたり、動物病院へ。
意識がない場合は、一刻も早く体を冷やすことが大切。バケツなどに水をためて、首から下まで猫の体をひたし冷やします。それから、動物病院へ電話し、熱中症の疑いで意識がないことを伝え、指示を仰ぎましょう。
動物病院へ連れて行く時も、獣医の指示に従ってタオルで巻いた保冷剤をキャリーケースに入れるなどして、体を冷やすことを忘れずに。

熱中症の応急処置:外出先の場合

実は、猫が熱中症に陥りやすいのは、温度管理ができる自宅より、外出先での場合が多いそう。例えば、キャリーケースでの徒歩移動や、自動車内での留守番、冷房があまり効いていない新幹線のデッキなど、「短時間だから…」の油断が熱中症の原因に。

猫の意識がある場合は、自家用車ならエアコンをつけ、外なら涼しい場所を探して移動を。冷たい水のペットボトルを購入し、猫の脇の下や内股の付け根など太い血管が通っている場所に当てるのも効果的です。そして、水分補給も忘れずに。
もし、意識がないようなら、すぐに近くの動物病院をインターネットなどで検索し、電話で指示を仰ぎましょう。緊急での受け入れをお願いし、すぐに受診させることが大切です。

熱中症のこわいところは、症状が改善したように見えても、内臓がダメージを受けている場合があること。症状の重い・軽いにかかわらず、必ず動物病院で診察してもらいましょう。
参考/「ねこのきもち」2018年8月号『読者の体験から知る 熱中症シチュエーション』(監修/服部 幸先生(東京都江東区の猫専門病院、東京猫医療センター院長))
イラスト/津田蘭子
文/ヤマモト トモミ
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