愛猫の健康を守るためには、ふだんの猫の様子をよく知っておくことが大事。ふだんの様子と比較して、小さな変化に気付くことができれば、病気の早期発見につながります。今回はいつもより食欲がない場合に考えられる症状や病気を紹介します。
なかでも食べようとしてすぐやめる場合は口内炎の恐れが
口内炎になると、口腔内に激しい痛みをともなうため、ゴハンを食べたくても食べられない状態に。そのため、食べる体勢になってもすぐにやめてしまいます。そのほか、口臭が出たり、よだれの量が増える症状が見られることも。
なかでもあきらかに元気がない場合は胃腸炎の恐れが
胃腸炎は、細菌感染などが原因で胃や腸が炎症を起こし、ただれる病気。まったく食べようとしない日が1日以上続いたり、行動も活発的でないなどの症状が見られる場合は、胃腸炎の可能性が。整腸剤や輸液で胃腸の調子を整えます。
なかでも口を開けにくそうにしている場合は顎関節炎の恐れが
顎関節炎とは顎を開ける際に痛みを感じる状態。そのため、ゴハンを食べたそうにするのにあきらめてしまうことが。骨折や脱臼などの外傷以外に、歯の噛み合わせの悪さなどが原因と考えられています。
ほかにも飲水量が増えている場合は腎不全の恐れが
腎不全にかかると、食欲が落ちる一方で、水をたくさん飲むようになることが。そのため体重が落ちて、体もやせてしまう傾向に。
以上、食欲がない場合に考えられる猫の症状や病気でした。
ひとつでも当てはまるものがある場合は早急に動物病院へ受診しましょう。
参考/ねこのきち17年8月号「○○がある・ないのサインでわかる猫の病気」
文/Carrie-the-cat
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。