猫と暮らす
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猫の寒さ対策ってどうすればいい!? 飼い主さんの10の疑問に答えます♪
愛猫のための寒さ対策は万全ですか?

これから寒い季節がやってきますが、愛猫のための寒さ対策は万全でしょうか?
今回は、ねこのきもちの読者のみなさんから寄せられた「冬の寒さ対策」に関する疑問を、鈴木勝博先生が解決します!
Q.1 どのくらいの温度に設定すれば猫は快適と感じるの?
A. 家の構造などにもよりますが、人が快適な温度にするといいでしょう
冬の室温は20〜22℃が目安ですが、人が心地よい温度なら猫も快適と感じるでしょう。
心配なら、ぽかぽかスポットの用意をするのがいいです◎ たとえば、暖かい空気が集まる高い場所にマットを敷くなどすれば、快適な居場所が増えるでしょう。
Q.2 エアコンはつねにつけておいたほうがいいの?

A. 1日中寒い地域はつけておいたほうがいいでしょう
日本海に面した地域は、雪や雨が降り続いて1日中気温が上がらず、寒いことが多いです。そのような地域では、エアコンをつねにつけておいたほうがいいでしょう。
Q.3 猫がこたつに入っているとき、人は利用せずにそっとしておいたほうがいいの?
A. 利用してOKですが、ときどき様子を確認して
こたつは飼い主さんのものでもあるので、猫が入っていても遠慮することはないでしょう。
多くはないですが、こたつに長く入りすぎて「脱水症状」になる猫も。ですから、ときどき猫の様子を確認するようにしましょう。
Q.4 猫と犬を両方飼っている場合、温度設定はどちらに合わせればいいの?

A. どちらかというと、行動範囲の狭い「犬」かも
人が快適に感じる温度なら、猫も犬も不快になることはないでしょう。強いていえば、猫は高いところにも上れ、快適な居場所を選べる範囲が犬よりも広いです。
どちらかといえば、犬の様子を見て、合わせたほうがいいかもしれませんね。
Q.5 冬は、猫にも洋服を着せたほうがいい?
A. ストレスになることもあるので、着せるのは避けて
猫は、毛づくろいで体を綺麗にする習性のある動物です。洋服を着せると毛づくろいができず、猫には大きなストレスになることも。
部屋を暖かくし、暖まれるスポットをたくさん用意することで対策をしましょう。
Q.6 ホットカーペットにずっといる愛猫。低温やけどはしないの?
A. ずっと居続けていたら、やけどすることもあります
ホットカーペットに居続けていると、低温やけどをする可能性はあります。
通常は低温やけどをする前に自ら移動するでしょうが、身軽に動けないシニア猫などの場合は気にかけてあげましょう。
ホットカーペットに布を敷いてみるのもいいです◎
Q.7 夜、布団に入らず寝る愛猫。寒くないの?

A. 入らないなら寒くはないのでしょう
猫は快適な居場所を自ら選ぶので、寒いと感じれば中に入ります。
もし布団の中に入らないなら、ほかに暖まれる場所があるなど、寒さを感じていないのでしょう。飼い主さんはとくに心配しなくても大丈夫です。
Q.8 湯たんぽは冷めても置いておいていい?
A. 冷めたまま置いておくのはNGです
湯たんぽはほどよい温もりがある上、あごなどをのせやすい形状で、猫が喜ぶアイテムかもしれません。
ただし、時間の経過とともに冷め、猫の体を冷やす一因にも。逆効果にならないよう、冷えたら片付けるようにしましょう。
Q.9 体を冷やさないようにするため、フードは温めたほうがいいの?

A. 常温であれば問題ないですが、気になるなら温めても
温めてから与えてもいいですが、いつもと違うことで食べなくなる猫もいます。
常温であれば猫の体を冷やすことはないので、あえて温める必要はないでしょう。猫が好むなら、もちろん温めてもOKです。
Q.10 モコモコの猫ベッドに入らない。どうして?
A. 苦手な要因がどこかにあるのでしょう
冬はモコモコの猫ベッドを好む猫が多いですが、入らないなら、質感や置き場所など苦手な要因があるのでしょう。
もともとお気に入りの猫ベッドに布を敷いたり、いろんなタイプの居場所を用意し、様子を見るようにしてみて。
先生の解説を参考に、正しい寒さ対策を行って、愛猫とともに寒い冬を乗り越えましょうね!
参考/「ねこのきもち」2018年11月号『寒さは全国共通ではないから「地域別」対策でこの冬を乗り越えよう』
(監修:気象予報士、獣医師 鈴木勝博先生)
文/雨宮カイ
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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