猫と暮らす
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「大好き?」それとも、「これはイヤ?」目だけでわかる猫の好き嫌い
「口ほどにモノを言う」猫の目
でも、猫の目は光量だけではなく、気持ちによっても大きく変化します。瞳孔の大きさはもちろん、視線やまばたきの様子からも、気持ちが読み取れます。人間と同じように、「目は口ほどにモノを言う」わけです。
今回は、目から読み取る「猫の正直な気持ち」をご紹介しましょう。そのためには、まずはフラットな時の猫の目を確認!!
これが、平常心の時の猫の目↓
黒目がちな瞳はワクワク・ドキドキ
楽しく遊んで興奮したり、狩猟本能がかきたてられておもちゃを狙っている時などは、上の写真のように瞳孔が大きくなります。
瞳孔の大きさと猫の興奮度は正比例しているので、目を見れば、どれくらいワクワクしているかわかりますね。
見つめたいけど、見つめ返されるのはイヤ
ふと気づくと、愛猫からじーっと見つめられていることはありませんか? それは「あなたに興味があるの」「こっちに気づいてよ〜」のアピールです。
見つめ続ける相手は「敵意」をしめしていると猫は感じるからです。自分は見つめるくせに、見つめられるのはイヤなんて、猫も身勝手ですよね〜。
そこで猫が目をそらしたら、「余計なケンカはしたくないよ」の降参サイン。逆に、にらみ返した時は気をつけて。突然、敵意むき出しに飛びかかってくるかもしれません。
「まばたき」に秘められた親愛サイン
実はそれ、「大好き〜!」という親愛と信頼の証しなのです。
実は、目の繊細な動きや表情でも気持ちを通い合わせている猫たち。それがわかったら、今度は猫と同じ目の動きをしてみましょう。じーっと見つめすぎない、ゆっくりまばたきしてみせるなどで、猫に気持ちを伝えてみては?
参考/「ねこのきもち」2018年9月号『パーツでわかるねこのきもち』
監修/小野寺 温先生(帝京科学大学助教、動物看護師)
撮影/apricot 、小森正孝、栗林 愛、尾﨑たまき、石原さくら、後藤さくら
文/ヤマモト トモミ
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