猫と暮らす
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ノラ猫を保護するときにすべき3つのこと
この記事では、いざというときのためにも知っておきたい「ノラ猫を保護するときにすべきこと」について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
ノラ猫を保護するときの基本的な3つの対応
①「本当にノラ猫かどうか」確認を!
見かけたときに、以下のことを確認してみてましょう。
- 地域猫を示す印(カット)が耳に入っていないか
- ノラ猫の割に非常に人懐こかったり、太ったりしていないか
②動物病院で受診を!
野外で生活してきたノラ猫は、外見上はわからなくても、伝染性のウイルスや寄生虫などの感染症にかかっているかもしれません。
まずは全身チェックを受けて、必要であれば駆虫、ワクチン、治療を始めましょう。
また、避妊・去勢の手術や、脱走の恐れがあるときはマイクロチップを埋め込むことなども、必要になるかもしれません。
③「そのコにとってのベスト」を考えて!
また、人にも慣れていない場合は、攻撃的になったり、家の中の人の目の届かない天袋などにこもったまま出てこないことも。
保護することがそのコにとって本当にいいことなのかどうか、立ち止まって考えてみましょう。
ノラ猫にやってはいけない2つのこと
①いたずらにエサだけを与える
②連れてきたところとは違うところに放す
ノラ猫を保護したあと、万が一飼えなくなった場合は……
- 里親を探す
- 里親を見つけてくれる団体や動物病院に相談する
獣医師から見た「ノラ猫を保護すること」について
基本的な病気の予防と避妊去勢さえ済ませていれば、地域猫として生涯を全うするのもありなのかもしれません。
取材・文/雨宮カイ
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