猫の毛は上毛と下毛に分かれ、気温が高くなる春から初夏にかけて体温調整をする下毛が抜け落ちます。この時期を「換毛期」といい、抜け毛の量はほかの季節の数倍に!
猫の健康のために、清潔なお部屋のために、厄介な抜け毛をスッキリさせましょう。
効率よいブラッシングのポイントは、短毛ならラバーブラシ、長毛ならスリッカー&コームのW使いでしっかりとかすこと。さっそくその方法をご紹介します。
①首の後ろ→お尻をブラシでとかす
撮影/中川文作
ラバーブラシは静電気が起こりやすいもの。気になったらお湯を背後から毛に吹きかけたり、お湯で濡らした手でなでてあげてくださいね。
撮影/中川文作
背中は猫自身で毛づくろいしにくく、抜け毛が残りやすい部位。片手で猫の首元を軽く押さえながら毛の流れに沿ってとかしてください。
②脇→後ろ足をブラシでとかす
撮影/中川文作
脇から後ろ足に向け、後ろ足の付け根くらいまで、ブラシでとかして。ブラシをかけるほうの前足を軽く持ち上げると、とかしやすくなります。
③首まわりをブラシでとかす
撮影/中川文作
毛づくろいできない首まわりも、抜け毛が残りやすい部位。短毛の場合は片手であごを上げて、前から毛の流れに沿ってとかし、ブラシを少しずつ横へ動かして。
撮影/中川文作
長毛の場合、胸元の毛もかなり抜けます。首の前から胸元に向けて、しっかりとかしましょう。
④しっぽをブラシでとかす
撮影/中川文作
長いしっぽも意外と抜け毛があるもの。付け根から先端に向けて一気にとかしましょう。しっぽは握らず、手を添えるだけでOK。
短毛の場合は、ここでブラッシング終了です!
(長毛のみ)⑤脇の下→お腹をコームでとかす
撮影/中川文作
より毛がほぐしやすいコームを使用。とかすほうの前足を片手で軽く持ち上げ、脇の下からお腹へとかします。
(長毛のみ)⑥内股をコームでとかす
撮影/中川文作
根元までしっかりコームが入るよう、猫の片後ろ足を軽く持ち上げてとかして。
毛玉のほぐしかたを伝授!
毛が絡まっていたら、無理に引っ張るのはNG。手とコームで丁寧にほぐしましょう。毛玉ができている周辺の毛の束を取り、手で裂くように丁寧にほぐします。ほぐれたら仕上げいコームで毛先から少しずつとかします。
これで春ブラッシングは完璧!
猫は自分で毛づくろいをする際に毛玉を飲み込むことがあるため、できるだけブラッシングで抜け毛を取り除いてあげるようにしましょうね!
参考/『ねこのきもち』2017年4月号「猫もお部屋もスッキリ! 換毛期にすること」(監修:ちば愛犬動物フラワー学園講師 花島秀俊先生)
文/Carrie-the-cat
撮影/中川文作
※この記事で使用している画像は2017年4月号「猫もお部屋もスッキリ! 換毛期にすること」に掲載されているものです。
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。