雨の多くなる梅雨の時期は、室内の湿気やカビなどに悩まされがち。もちろん、愛猫への影響についても気になるところです。
ここでは、愛猫の健康を維持するために、ジメジメした季節ならではの気をつけたいことをご紹介します。
湿気対策で気を付けたいこと5
1. 特にケアが必要になる猫はいる?
湿気対策として、特にこまめにケアしたいのはシニア猫。厳密には梅雨の時期に限りませんが、シニア猫は自分では毛づくろいをしにくくなっていることもあり、体を清潔に保てなくなっていることも。ブラッシングのほか、体を拭いてあげるのもいいですね。肥満などで毛づくろいが苦手な猫にも、同様のケアをしてあげてください。
2. 湿気以外で気をつけることはある?
雨天が続くと、猫は日向ぼっこがあまりできず、体内でビタミンが生成されにくくなります。そうすると免疫力が落ち、病気にかかってしまうことも。飼い主さんから遊びに誘ってあげて、できるだけ運動ができるようにしてあげましょう。
3. 部屋のカビは猫に影響する?
シニア猫や病気をしている猫は免疫力が低く、鼻から細菌を吸い込んで皮膚や呼吸器に影響を及ぼしてしまうことがあります。猫が好む部屋のすみっこなどは、もともとカビが繁殖しやすい場所なので、ぬれ雑巾でホコリをこまめに拭き取るなど、丁寧な掃除を心がけてください。
4. 長毛種はシャンプーしたほうがいい?
長毛の猫は湿気で毛がベタついてしまうのでは……と心配になりますが、実はよりベタベタしやすいのは、皮膚を守るために脂分が多く分泌される毛のない猫のほう。梅雨の時期は猫にとって換毛期でもあるので、毛の長さにかかわらず一度シャンプーをしてみてもよさそうです。
5. 猫が湿気取りをなめちゃった!
猫に湿気取りをなめさせるのは、もちろんダメです。使用する際は、おもちゃと間違えて口に運ばないよう、猫を近づけないで。うっかり猫がなめたり、触ったりした場合は、舌や皮膚をすぐに水で洗い流してあげてください。大量に口にしてしまった場合は、すぐに動物病院にかかりましょう。
そのほかに気をつけておきたいこと
梅雨の時期は、食べ残しや開封済みのフードなどが傷みやすい季節でもあります。カビのはえたフードを猫が口にすると、下痢や嘔吐、けいれんといった中毒症状が出ることも。
フードや水を与えるときはつぎ足さずに都度取り替える、食べ残さないよう少量ずつ与えるなど、腐敗物を口にしないよう工夫してあげてくださいね。
ポイントをおさえて快適に過ごしましょう♪
湿気が多い梅雨の季節とはいえ、愛猫の健康のために気をつけておきたいことは、日頃のお世話と大きく変わりません。フードやお部屋の衛生面、十分な運動、ブラッシングなどに気をつけてあげれば、愛猫も快適に過ごせますよ♪
参考/「ねこのきもち」2018年6月号『梅雨どきの「湿気」を打ちのめせ!猫もグッズもベタサラ革命』(監修:アニマル・ケアサロンFLORA院長 日本ペットマッサージ協会理事 中桐由貴先生、エフシージー総合研究所取締役暮らしの科学部部長 IPM研究室長 農学博士 川上裕司先生)
文/momo
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。