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超簡単!「歯ブラシかみかみ磨き」で猫のお口の健康を守ろう!

デンタルケアが苦手な猫は多いですよね。無理やり行うことでストレスになるのでは……と、心配になる飼い主さんも少なくないでしょう。
そこで今回は、アニマル・ケアサロンFLORA院長の中桐由貴先生に、誰でも簡単にできる歯磨きの方法を教えてもらいました!

歯ブラシかみかみ磨きに挑戦!

歯石がついてしまうと歯磨きでは取れないため、動物病院で器具を使って取り除きます。この処置には全身麻酔が必要となり、進行度によっては抜歯が必要な場合も。
猫の体にかかる負担が大きくならないよう、歯垢が歯石に変わる前に取り除きましょう。ここでは、猫の歯磨きの手順をご紹介します。
ピンクの歯ブラシを見つめているソマリ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

かみかみ磨きの手順はコレ↓

  1. まず、ブラシが小さくて柔らかい猫用の歯ブラシを用意します。

  2. 歯ブラシが乾燥していると痛がるので、ペースト状のおやつをつけるなどの工夫を。

  3. 猫の口元に持って行き、自由に噛ませます。歯ブラシを動かしてなるべく奥の歯で噛ませましょう。

  4. 親指で唇の端を引っ張り、臼歯に歯ブラシを当てて小刻みに動かします。上の奥の歯だけササッと磨き、慣れてきたら他の歯も同じように磨きましょう。

歯磨きはスキンシップの延長で♪

飼い主さんと一緒に歯磨きする白猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
歯ブラシを使った歯磨きは、週に2〜3回行うのが理想的ですが、まずは歯磨きに慣れさせることがポイントです! 歯磨きに慣れるまでは、猫の好きな味のペーストを利用してもいいでしょう。
また、人の体を密着させると猫の動きは安定しますが、必要以上に力を入れすぎて押さえつけると、拘束された怖さから逃げ出すこともあります。顎の下など猫の喜ぶ部位を触りながら、スキンシップの延長でお手入れができるといいですね!

歯垢・歯石が付くとなりやすい病気

歯磨きしているスコティッシュフォールド・ロングヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

歯茎が炎症を起こす「歯肉炎」

歯垢や歯石の中の細菌が、歯と歯茎の間に入ると歯茎が炎症起こします。この「歯肉炎」の状態のままだど、痛みからフードを食べにくそうにする猫もいます。進行すると「歯周炎」になるので要注意!

歯を支える組織まで炎症が広がる「歯周炎」

歯石がついたままだと、歯は黄土色になり、歯茎だけでなく歯を支える周辺組織にまで炎症が広がる「歯周炎」になります。すると、歯茎から出血したり、悪化すると歯が抜けたりします。
いかがでしたか?
歯ブラシかみかみ磨きは、まず、口元に歯ブラシを持って行き、猫が自ら噛み出したら成功です!
かみかみさせるだけなのでとっても簡単ですね。これならデンタルケアが苦手でも、猫だけでなく飼い主さんも無理なく行えるのではないでしょうか。ぜひ、お口のお手入れをして愛猫の健康を守りましょう。
参考/「ねこのきもち」2019年3月号『「やらなきゃ」には理由がある 病気・ケガから愛猫を守るお手入れ』(監修:アニマル・ケアサロンFLORA院長 日本ペットマッサージ協会理事 中桐由貴先生)
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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