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猫がひとりで留守番 帰宅時の様子で心配なのはどれ!?【猫クイズ挑戦】
飼い主さんが外出中、愛猫だけでお留守番をする機会もあるでしょう。不在のときに、愛猫の安心や安全を守れているでしょうか?
今回は、猫を留守番させたとき、帰宅時の猫の様子で心配な状態について、クイズ形式で紹介します!
Q.飼い主さん不在で猫が留守番 帰宅時の様子で心配なのはどれ!?
a:玄関にいる

b:カーテンの裏に隠れて出てこない

c:出かけたときから動いた形跡がない

さて、飼い主さん帰宅時の猫の心配な様子はどれでしょうか?
正解は……
A.心配なのは「b」と「c」 病気のサインかも!
「b」のように暗くて狭い場所でじっとしているのは、本能的に体の不調を隠している可能性が。
また、ごく短時間の留守番を除き、「c」のようにずっと同じ場所にいて食事や排泄をした形跡がまったくないのは、病気のサインの可能性が大! 体がつらくて動けないのかもしれません。
ちなみに、「a」は……
飼い主さんの帰宅時に、玄関まで来て出迎えるのは、「遊んでくれる!」「ごはんをくれる!」など、期待が高まっているサインです。
おそらくずっと玄関で待っていたわけではないので、安心しても大丈夫でしょう。
「ただいま!」のあとの確認事項4つ

猫だけで留守番をさせたとき、安心して安全に過ごせたかどうかは、帰宅時の様子に表れやすいです。飼い主さんは帰ってきたらすぐ、下記の4つのことを確認してみてください。
①トイレで排泄しているか
ウンチやオシッコは、猫の健康状態を知るための大事な手がかり。排泄の有無だけでなく、トイレ砂のかたまりの大きさ、ペットシーツに付いたオシッコの跡の大きさなどで、量も確認しましょう!
②猫の様子はいつも通りか

飼い主さんが帰宅したときの様子は、猫によってさまざま。しかし、いつもはすぐ甘えてくる愛猫がじっと寝床にいるなど、ふだんと違う様子が見られたら要注意!
上記写真の「b」「c」のような病気のサインにも気を付けましょう。
③部屋を荒らしたり、粗相したりしていないか
猫が部屋を荒らしていたら、ストレスの現れです。留守番中の環境を見直す必要があるでしょう。
また、粗相をするのはトイレ環境への不満のほか、なんらかの理由で留守中、緊張状態にあるのかも。
④フードや水がふだん通り減っているか
ふだんと同じ減り具合なら安心ですが、いつもよりたくさんフードを残していたり、水が異常に減っていたりするのは、病気のサインの可能性が!
フードがまったく減らない日が続く日は、動物病院を受診しましょう。
もしも猫が留守中に吐いていたら……

猫が吐くことは珍しくないですが、中には心配な嘔吐もあります。たとえば……
など。
嘔吐物に心配な異物が混じっていないか、愛猫の様子や嘔吐の頻度なども確認しましょう。元気がない場合や、食欲が落ちている場合は、病気を疑ったほうがいいかも。動物病院を受診してみてください。

飼い主さんが不在中に、愛猫に心配なことがないかどうか、ぜひ4つの確認事項をチェックしてみてくださいね!
参考/「ねこのきもち」2019年6月号『不在中の愛猫の安心・安全守れてる? 留守番クイズ』
(監修:東京都港区にあるアニマル・ケアサロンFLORA院長、日本ペットマッサージ協会理事 中桐由貴先生)
イラスト/kimix
文/sorami
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