猫と暮らす
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愛猫が獣医師に傷を負わせてしまった。治療費を支払う必要はある?
今回は、「動物病院が苦手なことを事前に伝えたら獣医師が診療を拒否。それでもなんとか診療をしてもらったが、愛猫が獣医師にケガをさせてしまった!獣医師から請求された治療費を支払う必要はありますか?」という質問について、弁護士の渋谷先生におうかがいしました。
原則として支払いは必要ですが、診療方法に問題はなかったか確認を
しかし、獣医師にはどんな性格の猫であろうと診療を拒否することができない「応召(おうしょう)義務」というものがあり、その猫が動物病院を苦手だと聞いていたのなら、より慎重に診療を行うなどの配慮が必要です。診療の仕方によっては「過失相殺」といって責任の割合が変わり、獣医師が治療費の一部を負担する場合もあります。
今回は、飼い主さんが予め「動物病院が苦手」と伝えていたということですが、もしもそうした性格であることを事前に伝えていなかった場合は、飼い主さん側の非が多く、負担は大きくなってしまうことも考えられます。
動物病院が苦手な猫はとても多いです。受診前に「無理やり触ろうとすると、引っかいてしまうことがある」「男性が苦手なので、女性の先生にお願いしたい」など、先に愛猫の気質を伝え相談しておくことが大切でしょう。また、動物病院に少しでも慣れるために、定期的に健康診断へ連れて行くことも大切ですね。
知っておきたい法律
動物の占有者等の責任
動物病院でもトラブルは起こりうる
文/ishikawa_A
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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