暑さから解放されるからか、猫が活発になりやすい秋。
一説によると、一年のうちで一番動き回る時期なのだとか。また、個体差もありますが、夏と比べると食欲が増す時期でもあります。そんな元気いっぱいな猫にしてあげたいことをご紹介します。
秋になるとこんな行動の変化が
遊びを求めてきたり食欲がアップしたりする!
活発になると遊びのおねだりが多くなるので、飼い主さんがヘトヘトにならないよう、できるだけ体力を使わない遊びを選ぶといいかも。傾向として食欲がアップしますが、与えていい量は決まっているので、工夫しながら食べさせて。
元気な猫にしてあげたいこと
「8」の字振りで効率よく遊んで
座っているときなら、じゃらしおもちゃを自分の横で「8」の字に振るのも方法のひとつ。「8」の字にすることで距離を稼げるので、猫も喜びます。
高い場所まで段差をつくって
猫は高い場所が好き。猫タワーを用意したり、棚などの家具で段差をつけたり、高いところに自由に行けるようにすると、あり余るパワーを自然と発散できるでしょう。
レーザー光線で激しい運動を
飼い主さんがちょっと手を動かすだけで猫を激しく運動させられるレーザー光線のおもちゃは効率的。テレビなどを見てくつろいでいる間にいっぱい遊ばせてあげて。
知育おもちゃでおやつを与えて
時間をかけて食べさせられるおもちゃを手作りしても。紙筒の左右を折り込み、真ん中に穴を開け、フードの粒を入れて。ニオイに引き寄せられた猫はフードを取り出そうと夢中に。
おもちゃで食欲から気をそらして
猫の気をそらせることで、フードへの激しい執着を抑えられることも。またたびなどを入れたボールを転がすなど、猫の気を引いてみて。
フードを小分けにして少量ずつ
一日に与えるフードの量を増やすのではなく、夜に与えているフードを小分けにし、少量ずつ与えて。食事の回数を増やすことで、猫の食欲を満たすことができます。
元気に動き回る猫が増える季節、秋。愛猫と一緒に遊んであげる時間を増やすのはもちろん、遊びにちょっとした工夫を加えられたら、より刺激的で楽しく過ごせるようになるかもしれません。
参考/「ねこのきもち」2017年9月号『秋の夜長の過ごし方』(監修:聖母坂どうぶつ病院 獣医師 鵜飼佳実先生)
文/浪坂一
撮影/中川文作
※この記事で使用している画像は2017年9月号『秋の夜長の過ごし方』に掲載されているものです。