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よかれと思ったけど…危険!? やり過ぎ注意な「猫のトイレのお世話」3つ

かわいい愛猫のためを思うと、ついたくさんお世話をしてあげたくなってしまいますよね。しかし、よかれと思ってやっていたお世話でも、やり過ぎてしまうと愛猫の健康を損なってしまう可能性があるのだそう…!

そこでこの記事では、「やり過ぎると危険な猫のトイレのお世話3つ」をご紹介します。みなさんもやり過ぎていないか、一緒にチェックしてみてください!

やり過ぎ①:ウンチをしたあと、毎回お尻を拭く

やり過ぎると危険な猫のトイレのお世話
イラスト/おぐらなおみ
猫の性格にもよりますが、捕まえられてお尻を拭かれることに、ストレスを感じる猫は少なくないでしょう。とくに、ウンチのあとすぐにお尻を拭かれる経験を繰り返していると、「トイレでウンチをする」ことと、「お尻を拭かれる」ことを結びつけて覚える可能性が大きいです。

その結果、ウンチを我慢して便秘になるなど健康を害したり、トイレ以外の場所で隠れてウンチをするようになる場合も……。

【改善策】長毛で汚れやすいなら、毛をカットしてもらって!

やり過ぎると危険な猫のトイレのお世話
猫は通常、とてもキレのよいウンチをします。それに、自分で舐めてきれいにするので、拭く必要はありません

もし長毛の猫でお尻周りの毛が汚れやすい場合は、トリミングの際にお尻周りの毛をカットしてもらいましょう。高齢の猫や病気の猫は、汚れが付いている場合のみ、湿らせたコットンなどでやさしく拭いてあげて!

やり過ぎ②:排泄の様子を観察しようと、トイレの近くでジッと見たり声をかける

やり過ぎると危険な猫のトイレのお世話
イラスト/おぐらなおみ
人が見ている前で排泄することをなんとも思わない猫もいますが、「嫌だな」と感じる猫も少なくありません。

排泄中はとても無防備な体勢になるので、他者が近くにいると本能的に落ち着かない気分に…。結果、そのトイレで排泄をしなくなってしまう可能性もあり、粗相の原因になることもあります。

【改善策】落ち着ける場所に猫トイレを設置し、観察するなら離れてさりげなく!

やり過ぎると危険な猫のトイレのお世話
猫トイレは、なるべく人が通らず、猫が落ち着いて排泄できる環境に設置するようにしましょう。また、猫の排泄の様子を観察するときは、猫に気づかれないように少し離れたところから、さりげなくチェックするよう心がけて!

やり過ぎ③:猫トイレのニオイが気になるからと、人用の香りの強い芳香剤を使う

トイレ中のアメリカンショートヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は、ニオイにとても敏感。人用の香りの強い芳香剤は、人にとってはいい香りでも、猫にとっては不快な場合があります。

また、トイレは猫にとって大切な場所なので、少しでも不快に感じる要素があると「その場所では排泄したくない」と感じ、粗相の原因になることが…。

【改善策①】トイレ掃除をこまめに。その上で気になるなら消臭タイプのものを使って!

やり過ぎると危険な猫のトイレのお世話
まずは、ニオイがこもらないようにトイレ掃除をこまめに行い、きれい・清潔を保つことが大事です。その上でニオイが気になるなら、芳香成分が入っていない脱臭・消臭成分のみのものや、ペット専用のものを使って!

【改善策②】容器のお手入れや砂の入れ替えもこまめに!

トイレ掃除待ちのキジトラ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫トイレから漂うニオイは、排泄物そのものだけでなく、容器やトイレ砂に原因があることも! 月に1〜2回は容器をお手入れ(丸洗い・消毒)し、砂を総入れ替えすることでニオイが軽減する場合もあります。


トイレ中の猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の性格にもよるようですが、トイレのお世話をやり過ぎてしまうと、便秘や粗相などの原因になってしまうことがあるようです。飼い主さんは今一度、ふだんのお世話を見直してみてくださいね!


参考/「ねこのきもち」2017年2月号『よかれと思ってやっていることが、健康や関係性に影響することも やり過ぎると危険なお世話』
(監修:東京都新宿区にある聖母坂どうぶつ病院獣医師 鵜飼佳実先生)
※一部の写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
イラスト/おぐらなおみ
文/雨宮カイ
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