梅雨時期、寄生虫の活動が本格化するのを知っていますか?
獣医師の井口先生が実際に寄生虫感染と診断したケースと、飼い主さんにできる対策をご紹介します。
「寄生虫クイズ」にもチャレンジしてみて!
記事の最後に、猫の寄生虫感染を楽しく理解できる
「寄生虫クイズ」をご用意しました。全問正解者へのプレゼント企画もあるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
お話をうかがったのは、小滝橋動物病院グループもみじ山通りペットクリニックセンター長 井口和人先生
診察ケース①顔周りをしきりにかく動作が心配で来院した飼い主Aさん
Aさんに愛猫の状態を聞いてみたところ、以下の症状が見られたそうです。
●症状が1週間ほど続いた
●イボのようなものが首周りに見られた
診断の結果、マダニの寄生が発覚!
マダニは、おもに猫の耳や顔周りに寄生が見られます。体表に付くと離れず、吸血すると2.5㎝ほどになり、それがイボのように見えて受診するというケースが。マダニは室温が13度以上になると活発化するといわれるため、気温が上がるこの時期も注意が必要です。
人の健康にも危険を及ぼすマダニは予防が必須です
マダニが媒介するウイルス感染症「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」は、人が発症すると、死に至るケースも。猫と飼い主さん、お互いが健康に過ごすためにも、こまめに猫ベッドを洗い、ブラッシングをすることに加え、お薬で通年の対策を行うといいでしょう。
診察ケース②猫ベッドの周りに白いものが落ちていたことが気になり、来院した飼い主Bさん
Bさんに愛猫の状態を聞いてみたところ、以下の症状が見られたそうです。
●体をかいたり、なめたりすることが増えた
●体の一部が脱毛した
●ウンチにも白いものが付いていた
診断の結果、ノミの寄生が発覚!
白いものはノミから寄生する瓜実(うりざね)条虫という寄生虫の体の一部で、それがきっかけで受診するケースは多いです。猫にノミが寄生すると、かゆみや脱毛を引き起こすうえ、一度室内に持ち込まれるとあっという間に増殖することが。湿度の高い環境を好む梅雨時期は要注意です。
ノミの感染で湿疹が出た猫の皮膚の写真 提供/もみじ山通りペットクリニック
梅雨時期はもちろん、ノミ予防は通年で対策を
完全室内飼いだから安心と思っている飼い主さんは多く、その誤解から、愛猫がかゆみに苦しむことも。とくに、暖かい室内や温暖化している近年では、ノミは一年中生存できるので、通年オールインワンタイプの予防・駆除薬などで対策を行うことが大切です。
苦しそうに咳をする場合は…フィラリア感染の可能性も⁉
犬が感染する寄生虫というイメージが強いフィラリアですが、じつは猫にも寄生することが。猫が感染した場合、苦しそうに咳をするなどの症状が見られ、なかには突然死するケースも。蚊に媒介する寄生虫ですから、これからの時期はとくに注意が必要です。
猫や人を苦しめる寄生虫ですが、通年で予防し、感染しないことが大切です。
ノミ・マダニ・フィラリア・お腹の虫対策が一度にできるオールインワンタイプの予防・駆除薬なら、猫にも飼い主さんにも負担なく寄生虫対策ができるでしょう。
オールインワンタイプの予防・駆除薬で、猫にストレスなく寄生虫対策をしましょう!
お手入れを嫌がる猫に、複数のお薬を使うのは負担がかかるもの。一度でノミ・マダニ・フィラリア・お腹の虫が対策できるオールインワンタイプのお薬なら、猫にも飼い主さんにもストレスなく対策できます。まずは、動物病院で相談を。
1. ノミ・マダニ・フィラリア・お腹の虫対策が同時にできる
2. 垂らすだけのスポットタイプだから簡単
3. 簡単だから飼い主さんと愛猫の負担が少ない
お問い合わせ/ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン