猫と暮らす
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猫とずっと一緒に暮らすために 飼い主が心がけたいお世話10
では、猫はどんなことを飼い主さんにお願いしたいと思っているのでしょうか? この記事では、猫の飼い主さんが心がけたい10のお世話について紹介します!
①1日1回は優しく話しかけたり、撫でたりしてあげて
もし猫がじっと見つめてきたり、体をこすりつけるなどの甘えたそうな素振りを見せたら、「なあに?」「イイコだね!」などと優しく声をかけてみてください。また、顔まわりを優しく撫でてあげるなどして、コミュニケーションをとってあげましょう。
猫の気分は変わりやすいので注意!
猫の様子をよく確認して、タイミングを見極めましょう!
②落ち着ける場所にフードや水を複数用意してあげて
また、猫はフードを少量ずつ食べる習性があるので、フードは1日分を小分けにして複数箇所に置いておくのがおすすめです。水も猫が選べるように複数箇所に用意してあげてくださいね。
フードやおやつの「もっとちょうだい」に応えすぎないように!
フードは毎回量って与え、おやつを与える場合は苦手なお手入れをしたときの「ごほうび」であげるなどして、少量にとどめましょう。
複数飼いのフードについて
③トイレは汚れたらなるべく早く掃除して、キレイにしてあげて
猫がいつでも気持ちよく排泄できるように、排泄していることに気がついたらすぐに掃除をして、キレイな状態にしてあげましょう。
トイレ砂は定期的にすべて入れ替えて!
複数飼いのトイレについて
④怖いときや不安なときに、いつでも隠れられる場所を用意してあげて
猫は自分で「大丈夫だ」と思えるまで、誰からも見つけられずに過ごしたいと考えるものなので、猫がいつでも隠れられる場所を用意してあげてください。また、猫がその場所にいる間は声をかけずに、さりげなく様子を見て知らんぷりしておきましょう。
もしも長時間出てこないときは…
⑤安心できるニオイのなかで暮らせるようにしてあげて
そのため、飼い主さんは香水や芳香剤などのニオイが強いものの使用は避けて、猫が自分のニオイを感じられる環境づくりを意識してあげてくださいね。
猫グッズを新調するときのポイント
もし猫ベッドなどを変えるときは、1週間ほどは新しいものと古いものを併用するようにしましょう。
⑥高くて見晴らしがいいところに、ゆっくりできる場所を用意してあげて
たとえば、猫タワーを置いたり、家具の配置を工夫したりして、高くて見晴らしのいいところに猫がくつろげるスペースを用意しましょう。
また、窓辺などに外の雰囲気が感じられる場所を用意してあげると、気分転換や刺激にもなります。
「外に出して」には応えないで!
交通事故やほかの猫との喧嘩、感染症など…外の世界には危険がいっぱいです。外に出すよりも、猫にとって魅力的な室内になるように工夫をしましょう!
⑦1日に何回かおもちゃを獲物のように動かして、狩りごっこをしてあげて
じゃらしおもちゃなどを獲物のように動かして、ハンターの本能を満たしてあげましょう。
1匹で遊べるおもちゃも用意しよう!
たとえば、試行錯誤することでフードが得られるおもちゃ(パズルフィーダー)などもおすすめです。ペットボトルなどで簡単につくることができますよ!
⑧好みの爪とぎ器をいくつか用意してあげて
愛猫の好みや爪とぎスタイル(縦型や置き型)や素材を見極めて、そのコに合った爪とぎ器を部屋の複数カ所に置いてあげてください。
⑨困ることをしても、叱ったり怖い思いをさせないで
触ってほしくないものがあった場合は、猫が触れない場所にあらかじめ片付けておきましょう。
⑩ずっと健康で、のんびり暮らせるようにしてあげて
猫が痛みやつらさを我慢することなく、ずっと健康に暮らせるように、飼い主さんは日々の健康チェックをしてあげてください。猫の健康状態や行動をよく観察して、気になることがあれば早めに動物病院を受診しましょう。
ふだんからキャリーに慣れさせよう!
(監修:獣医師、獣医行動診療科認定医、ペット行動カウンセラー 藤井仁美先生)
※この特集では、猫を擬人化した表現を用いています。猫が望んでいるであろうことを、監修の藤井先生に代弁していただきました。
文/Honoka
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