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コロナ禍+自然災害の「複合災害」は“備え”が重要! 今すべき猫の防災対策

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新型コロナウイルス感染症が収束しない状況のなか、「令和2年7月豪雨」では、西日本を中心に広い範囲で記録的な大雨となり、死者・行方不明者が200名を超えるなど、甚大な被害が発生しました。このようにコロナ禍+自然災害の「複合災害」が実際に起こり、より一層備えの必要性が強まってきています。そこで、飼い主さんが今すぐやるべき対策を長年動物防災の調査・救援活動に携わる平井潤子さんに教えていただきました。

監修:平井潤子さん
NPO法人アナイス理事長。災害発生時に国や自治体と連携し、
現地救援本部が実施する被災動物救護活動を支援。
環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」編集委員、
動物防災対策にかかわるアドバイザーとして広域支援訓練などに参加。
愛猫は、ルフィちゃん(メス・10才)ほか3匹

避難所以外の避難方法も検討しておこう

画像/iStock、Getty Images Plus

避難所は、「密集、密閉、密接」の3密になりやすく、新型コロナウイルス感染が拡大しクラスターを起こす可能性もあることから、3密緩和の対策を重要視しなければなりません。以前に増して1人あたりに対するスペースを広くする必要などがあることから、在宅避難が難しく猫を同行して避難所に行き「ペット飼育スペースを」と求めても、「対応不可能」という回答がくるかもしれません。その状況になった際に慌てないためにも、猫を預けることができる動物病院やペットホテル、知人宅など複数見つけておくと安心です。水害の場合も考えて高台に建っているかなども確認しておくといいでしょう。

豪雨による避難(土砂災害や堤防決壊等の被害を除く)については、避難指示や避難勧告が解除されるまでの数時間から1日程度の短時間の避難になる場合が多いことから、その時間を乗り切るために、“飼い主力・防災力”を発揮して、猫の避難先候補を何カ所か確保しておきましょう。

車中泊での避難も考えておこう

画像/iStock、Getty Images Plus

飼い主さんが新型コロナウイルスに感染しないためにも、エコノミークラス症候群や熱中症対策をしたうえで、避難所ではなく車で避難することも一案です。身体を延ばして過ごせるよう、座面がフラットにできるタイプや、ワゴンタイプが望ましいでしょう。車内の換気も心掛けることが大切です。

また、安全な駐車スペースを見つけておくことも忘れずに。駐車場や運動場のほか、浸水からの避難であれば、立体型の駐車場もいいようです。実際に、昨年の台風19号では、大型商業施設の立体型有料駐車場の上の階で一晩ペットとともに車中避難をしたというケースがありました。駐車スペースには、避難中に使用できる人のトイレがあることも大切なポイントになるようです。

ローリングストック法も徹底しよう

画像/iStock、Getty Images Plus

通常の防災対策としても推奨している「ローリングストック法」ですが、コロナ禍+自然災害の「複合災害」では、ライフラインの通常化が遅くなる可能性もあり、感染対策のためには外出を控える必要もあるので、より重要になるでしょう。日用品をふだんから多めに用意しておき、日常的に使っては買い足していくことを徹底したいものです。

フードやペットシーツ、トイレ砂は1カ月分を目安にストックを。猫に処方食や薬を与えている場合も、獣医師に相談して、予備を含めた可能な量をストックしておきましょう。

自治体の情報に目を光らせよう

画像/iStock、Getty Images Plus

各自治体で進みつつある、コロナ禍+自然災害の「複合災害」対策。どのように進んでいるのか自治体から発表される情報を定期的にチェックしておきましょう。
ぺットに関する情報が見つからない場合は、動物を担当する部署や防災を担当する部署に問い合わせておきましょう。仮に「避難所でのペットの受け入れは難しい」「対策ができていない」という回答だった時には、それが分かった時点で、ただちに他の対策を講じることができます。

避難する場所は「避難所」だけとは限りません。避難所がペットの受け入れ不可だとしても、あなたと家族と猫が無事に災害を乗り越えるために、他に安全な避難場所や避難方法を考え、複数の対策を用意しておくことが“飼い主力・防災力”なのです。

新型コロナ感染症対策だけでも大変なことかと思いますが、コロナ禍+自然災害の「複合災害」に向けた防災対策も重要なことです。災害はいつ起こるかわかません。ぜひとも先延ばしにせず、今すぐ対策に取りかかりましょうね。



参考/「ねこのきもち」2020年9月号「猫のための防災絵本」(監修/平井潤子さん NPO法人アナイス理事長)
文/ねこのきもち編集室

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