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危険な場合も…? 猫を呼んでも反応しないときに考えられる5つのこと

猫の名前を呼んだり、話しかけることがあると思います。飼い主さんの呼びかけに反応していた猫が、あるときから反応しなくなったという場合、いくつか原因が考えられるようです。

この記事では、猫を呼んでも反応しないときに考えられる5つのことについて、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。

猫が呼びかけに反応しないときに考えられること5つ

眠る猫
getty
いつもは呼ぶと反応していた猫が、呼びかけに反応しなくなったとき、下記のような原因が考えられるでしょう。

①反応するのをめんどくさいと思っている

反応しない猫
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たとえば、寒くて寝ていたいと思っていたり、行ったとしても利益がないなど興味がなくめんどくささを感じいると、呼びかけに反応しないことがあります。

寒そうにしている場合の対処法

もし猫が寒そうにしていて反応しないようであれば、暖かい場所を用意してあげましょう。

高齢猫は反応が減ることも

猫は年をとるにつれ、さまざまなことに興味が薄れる傾向にあります。高齢になれば寝る時間も増えるので、反応することが減ります。おもちゃで遊ぶことも、それほど楽しく感じなくなってくるでしょう。

たとえ高齢であってもある程度動いて、脚力を維持したいものです。おやつや食事の際に運動できるように工夫すると認知症予防にもなるので、ぜひ試してみてください。

②呼びかけが聞こえなくて反応しない

眠る猫
getty
もし猫が飼い主さんの呼びかけに反応しない場合、聴力に異常が出るような病気の可能性も考えられます。耳や脳神経の病気があるかもしれません。

動物病院を受診しよう

「大好きなものの音に反応しにくい」「普通であれば驚くであろう大きな音にも動じなくなっている」など、生活上の異変があるようであれば心配です。早めに動物病院を受診しましょう。

③なんらかの原因で恐怖を感じ、隠れたいと思っている

隠れる猫
getty
いつも怖がることがなかった猫が、突然怖がるようになることがあります。怖がるようになった原因については、飼い主さんに心当たりがないものも多く、原因の特定が難しい場合もあるでしょう。

猫に負担をかけずに見守ろう

猫に恐怖心があるときは、隠れて出てこないことも多いです。飼い主さんはいつも通りの生活を心がけ、猫にあまり負荷をかけず少し見守ることも必要です。猫が隠れられる場所は残してあげてください。

見守ることも大切ですが、もし猫の怖がる様子が度が過ぎるようであれば獣医師に相談しましょう。

④体調が悪くて休んでいたい

眠る猫
getty
体調が悪かったり体のどこかが痛い場合、猫は静かに休みたいと思うものです。体調が悪いと、返事に答える余裕がないこともあるでしょう。

食欲はあるか、元気はあるかを確認しよう

反応がないこと以外に「食欲がない」「元気がない」などの異変があれば、体調不良の可能性があります。動物病院を受診しましょう。

⑤死期が迫っている

横になる猫
getty
猫が横たわってぐったりして、呼びかけにも反応することができない場合、死の恐れがある危険な状態かもしれません。すぐに動物病院を受診しましょう。


ふだんは呼びかけに反応していた猫が反応しなくなってしまうのには、なにか理由があります。反応しないこと以外にいつもと違う様子が見られないか、飼い主さんはよく確認してあげてくださいね。

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/柴田おまめ
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