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舌の様子がいつもと違うときは要注意! 『舌に異変』があらわれる猫の病気

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猫が病気にかかると、舌に異変があらわれることがあるので、定期的にチェックする習慣をつけるとよいでしょう。

今回は、舌に異変があらわれる猫の病気について解説します。まずは、「健康な猫の舌」と「異変がある猫の舌」の違いから見ていきましょう。

猫の舌にあらわれる異変って? 健康な舌との違いとは?

かわいい猫
Image by Chris Winsor/gettyimages

健康な猫の舌はU字型の輪郭をしていて、色はやや濃いめのサーモンピンク、トゲは舌の中心に集中し、根元に向かって一方向に生えているのが特徴です。しかし、猫が何らかの病気にかかってしまうと、以下のような異変が見られるようになることがあります。

腫れやただれ

舌の盛り上がりが左右対照でなかったり、部分的にジュクジュクした様子が見られたりする場合は、舌が炎症を起こしている可能性があります。

ふだんと色が違う

舌の色が全体的に違うのはもちろん、部分的・まばらに違うときも要注意。なお、舌が白くなっているときは貧血の疑いが。

輪郭がなめらかではない

舌の縁がギザギザしてU字型を描いていないときは、腫瘍ができて部分的に肥大化し、本来の輪郭をゆがめているのかもしれません。

猫の舌にこのような異変が見られるときは、次のような病気にかかっている疑いがあります。

舌に異変があらわれる3つの猫の病気とは?

ホームキッチンで空腹猫
Chalabala/gettyimages

(1)歯肉口内炎

歯肉口内炎は頬の内側や舌に炎症(舌炎)を起こす病気で、一度発症すると治りにくく、重症化しやすいとされています。歯垢に潜む細菌が原因とされ、発症すると菌で唾液が臭くなるため、あくびや毛づくろいのときに気がつくケースも。

純血種と5才以上の成猫に多いというデータはありますが、詳しいことはわかっていません。口内環境が悪いと発症・悪化しやすいのはもちろん、猫カゼと同じウイルスでも発症するので、猫カゼの病歴がある猫も注意が必要です。

今ところ、歯垢が付着している歯をすべて抜く治療法が効果的とされています。

(2)扁平上皮ガン(へんぺいじょうひがん)

扁平上皮ガン(舌ガン)は、体の表面を覆っている部分にガンができる病気で、口内や口まわりに発症することが多く、舌も例外ではありません。

発症の原因がわかっていないため、発症しやすい猫の傾向も詳しくわかっていませんが、シニア猫の症例が多い傾向にあります。

この病気は患部を切除する以外に根本的な治療法がなく、患部の位置や範囲によっては切除しきれないことも。そのため完治が難しい病気としても知られています。

(3)好酸球性肉芽腫症候群(こうさんきゅうせいにくがしゅしょうこうぐん)

好酸球性肉芽腫症候群は、白血球の一種である好酸球によって、できものができる病気の総称です。

舌に発症するのは、進行が緩やかな「無痛性潰瘍」と、直線状に患部が盛り上がる「線状肉芽腫」の2つ。ただし「無痛性潰瘍」も痛みを伴います。

原因は不明ですが、アレルギー体質の猫の症例が多く、関連性が研究されています。また、5才以上のメス猫にも多い傾向に。レーザーかステロイドで治療を行いますが、再発するケースも見られます。

愛猫の舌に異変を感じたら動物病院を受診して

青い目の猫
Danlie Cheng / EyeEm/gettyimages

猫の舌に異変があるときは、痛みや違和感を伴っていることが多く、しきりに口元を気にして顔を洗ったり、食事がうまくできなくなったりするなどの様子が見られることもあります。
愛猫にそうした様子が見られたら、獣医師に相談するようにしましょう。

参考/「ねこのきもち」2018年7月号『健康をつかさどる最重要パーツ!?今すぐ猫舌チェックしてみよう』(監修:フジタ動物病院院長 獣医学博士 日本小動物歯科研究会会長 藤田桂一先生、哺乳類学者 「ねこの博物館」館長 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/ハセベサチコ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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