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外耳炎[がいじえん]

外耳炎の症状と治療、予防方法

解説

外耳道(耳の入り口(耳孔)から鼓膜までの管状の構造部)に起きる炎症。細菌や真菌、ダニ類などの外耳道への感染や、アレルギーに伴う炎症などにより発症する。皮膚が赤くなり腫れる、耳アカが多くなる、耳だれ(炎症で増加した分泌物やウミ)が出るなどの症状が現れる。耳をよく観察し、清潔に保つことが予防につながる。耳掃除はしすぎない。週に一回程度、耳の入り口(耳孔)を湿らせたコットンで拭う程度にとどめる。

原因

細菌や真菌、ダニ類などの外耳道への感染、アレルギーに伴う炎症や異物混入など。シャンプーなどで外耳道に水が入ることがきっかけになることも。

症状

耳のかゆみや不快感が強いことが多く、耳をよく掻くようになったり、首を良く振るなどの症状を示します。耳アカが増え、耳の赤みが見られたり、耳のにおいが臭くなったりすることもあります。

診断

耳鏡によって耳の中を診ることで診断されます。耳垢の検査をすることもあります。

外耳炎の治療

動物病院で外耳道を確認し、原因に適した薬剤の投薬を行います。自宅で実施する点耳薬や、内服薬を処方されることもあります。処方されたお薬は用法・回数を守って正しく使用しましょう。
皮脂の分泌が多かったり、耳が垂れているタイプの猫では炎症が長引くこともあります。回復するまで通院・治療を続けましょう。

外耳炎の予防

後ろ足で耳をかく、やたらに頭を振るなどの行動が見られたら外耳炎の可能性があります。感染する菌の種類によってはくさいニオイがしますので、ときどき耳の中の様子を観察すると早期発見につながります。
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