いつも隣で寝てくれるタイちゃん。。
この子は出会った時
運送会社の営業所がある薮の中で瀕死の状態でした。
痩せた体を丸めて座ったまま鳴いていた。
長い間毛ずくろいもする元気がなかったのだろう
汚れて酷い匂いで顔も鼻水と目やにでぐちゃぐちゃでした。
抵抗することも出来ずヒョイっと簡単に持ち上げられて病院へ。
一週間入院して晴れてうちの子に。
初日からよたよた私の周りに着いてきて
膝の上に。
チューチューふみふみと子どもに帰って甘えていました。
夜は私の布団で、私の首元に丸まってふみふみしながらコロッと寝ていました。
暮らし始めてから気づいたのですが、
初めての動物病院は、耳ダニの薬をさし、シャンプーをしてダニノミを取っただけで耳の中の掃除も寄生虫の駆除もしていませんでした。うちに来て5日後、前回の病院を信じない方がいいと思い、病院を変えて診察。
大量の耳ダニ死骸の掃除に、血液検査、目薬…寄生虫駆除薬…
たくさん嫌なこと頑張りました。
家の中では私のストーカー猫です。
野良だったとは思えないです。
体力がついてきて、家中駆け回るように。
毎日30分以上は遊んで、それでも足りずにまた遊んでいます。
トイレも3週間目でマスターして、ご飯もよく食べて
よく寝てくれます。
遊びながら興奮して私にかじりついたりします。
どうやら甘噛みを覚える前に、親兄弟と離れたようで、
昔飼っていたメス猫より激しいです。おかげで生ギズがあちこちにあります…
時々何を勘違いしたのか私のところに来たと思ったら走り出したり逃げるようにしていたり、掃除中バケツを持った私を怖がったりするのし、最近ではふみふみもチューチューもないけれど、私の横でいつも寝てくれるので、嫌われたわけではないのかな?とこっちが不安の毎日です。
人懐っこいのは、そうしなければ生きれなかったからだと思ってます。それをいい子と言うのは人間のエゴだなと思うんです。
みんなにいい顔し無ければ餌にありつけなかった悲しいこと。
だからこの子にはそんな事しなくても、暖かくて安全な場所にご飯があるってことを感じて貰えたらなと思ってます。
そして最近私以外の人を警戒するようになってきたので、猫らしくなってきたなあと嬉しいです。
とてもメンタルが弱い子なのですごく不安です。
なるべくストレスを与えたくないのに、まだまだこの子が人間との暮らしに感じている不安を思うといつも胸が苦しいです。
まだ生まれてから5ヶ月ほどらしいので、これから出来るだけたくさんの時間を一緒に過ごしたいと願っています。
持病があるけれどこの子のおかげで今までよりずっと、気力があります。
本当に、全てこの子のおかげ。
助けられてるのは私の方です。やっと出会えたという気もちにさえなります。
黒×白