SNSなどで「美しい」「かわいい」と人気の長毛種。なかでもペルシャは、長毛猫界のキング&クイーンと呼ばれ、古くから人々に親しまれています。
今回は、これからペルシャを飼いたい、ペルシャが好きという人のために、ペルシャの特徴や性格、お世話の方法をご紹介します。
ペルシャの体の特徴
ペルシャといえば、まん丸な輪郭とつぶれた短い鼻、離れ気味の目からつくりだされる、“鼻ぺちゃ顔”とも呼ばれる独特な顔つきが魅力のひとつ。
平たいように見える顔ですが、額とあごは丸く発達しているので、実際は鼻がある中心に向かって少しくぼんだ形をしています。
また、胴や足、しっぽ、首はどれも短くて太め。そこにゴージャスな被毛が加わるので、全体的に丸みをおびた容姿に見えるかもしれません。
ペルシャの性格
ペルシャは、基本的におっとりした性格をしているとされ、おとなしくて控えめな傾向があります。
ただし、バラエティ豊かな毛柄によって性格も多様な面があり、シルバー&ゴールデンはプライドが高くて飼い主さんへの信頼も厚い、タビーは「ペルシャの道化師」と称されるほど、明るくて物怖じしない性格をしているともいわれています。
ペルシャのお世話のポイント
(1)適度に運動させて肥満を予防して
ペルシャは遊び好きですが、もともと活発な性格をしていないため、カロリーを摂りすぎると肥満になりやすい傾向が。1日5分でもいいので、飼い主さんから遊びに誘い、集中して遊んであげましょう。また、猫タワーや棚を使って、上下運動できる場所を設けてあげることも大切です。
(2)ブラッシングで美しい被毛を保つケアを
少しくぼんだ顔をしているペルシャは、自分で毛づくろいすることが苦手です。そのため、飼い主さんによる毎日のブラッシングは欠かせません。
ピンブラシで被毛のもつれをほぐし、スリッカーブラシやコームなどを使って丁寧に毛をとかしてあげましょう。ときにはトリミングサロンを利用するなどして、美しい被毛を保つことを心がけてください。
(3)涙や目ヤニはこまめに拭きとって
ペルシャは顔の構造上、ほかの猫に比べると鼻涙管が圧迫されて、涙や目ヤニが出やすくなっています。そのため目のまわりや顔のへこんだところを、アイクリーナーをつけたカット綿などでこまめに拭き取ってあげるようにしましょう。
ペルシャの美しさは、日頃のお手入れから生まれます。もしご自宅にペルシャを迎えたら、こまめにお手入れして、その美しさを保ってあげましょう。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『ペルシャの特徴と性格・飼い方・価格相場など|猫図鑑』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー ヤマザキ動物専門学校講師 ヤマザキ動物看護専門職短期大学講師 高野八重子先生)
文/こさきはな
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。