猫が好き
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かわいくておいしそう! 表情豊かな猫おにぎりの制作者にお話を聞いてみた
おにぎりとは思えない猫たちの愛らしさ
こちらの作品は、2020年のハロウィンに作成された「魔女のコスプレ猫」おにぎり。猫の口元のもふっとした感じや、ピンクの鼻、丸みをおびた手など、猫のチャーミングさが余すことなく表現されています。
Twitterで話題になった「やさぐれ会」
“ニンゲンに心を許さない野良猫集団「やさぐれ会」”というコメントとともに投稿されたこちらの猫たちは、その絶妙な表情と愛らしさで多くのリツイートを集め、2021年7月の段階で22万件以上もの「いいね」を集めました。
ではここからは、おにぎり劇場さんに作品についてお話をうかがっていきましょう。
おにぎりアートを作り始めたきっかけ、こだわりのポイントは?
おにぎり劇場さん:
「2019年の夏ごろに、おにぎりのコンテストがあることを知り、それに応募してみたことでおにぎりアートに目覚めました」
――おにぎりアートを製作するうえで、こだわりのポイントはありますか?
おにぎり劇場さん:
「完成した画像からはわからないですが、なるべくおにぎりの具を入れるようにしていることです。
具を入れると、隙間ができたり具の水分がにじみだしたりと、強度が落ちて崩れやすくなり難易度も高まります。しかし、やはり『おにぎり』といえば、具も楽しみのひとつ。具に辿り着いたときの幸福感も味わいたくて、できるだけ具を入れるようにしています。
ただし、『やさぐれ会』のおにぎりはミニサイズで作っているため、中に具は入れていません。表面の塩とまぶした具材で美味しくいただきました」
猫モチーフのおにぎりを作るときに力を入れていることは?
おにぎり劇場さん:
「目の表情を表現するところです。黒ごまペーストを使って一発勝負で目を直接描きますが、大きさや丸み、位置、エッジの鋭さが少し違うだけで雰囲気が変わります。さらに、両目を同じ形に近づけることに、かなり神経を使います。
『やさぐれ会』の目は黒ごま一粒を使って表現することにしましたが、黒ごまの目の位置と角度に注意して、野良猫っぽくキツい顔になるよう配置してみました。それでもかわいさが残ってしまったのですが……」
――猫の目へのこだわりが、猫好きの心をわしづかみにするのかもしれませんね。ありがとうございました。
文/kagio
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