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ストレス耐性は猫それぞれ!猫に合わせた"安心する"環境&状況づくり

猫の性質は、ストレスに弱い「神経質で臆病なタイプ」と、ストレスに強い「大胆でフレンドリーなタイプ」に大きく分けることができます。
今回は、猫のストレス耐性を知ることで、猫がより安心する環境や状況を作っていくためのポイントをご紹介します!

ストレスに弱いか強いか、何で決まる?

メインクーンの銀次郎くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「猫がストレスに弱いか強いか」は、何で決まるのでしょうか?猫がより安心して暮らせるようにするためにも、気になりますよね。
まずは、それに大きくかかわるとされる3つの要素を解説します!

生まれもった性質は、父猫にアリ!?

猫の性格は、大半が「生まれもった性質」によって決まるといわれます。とくに、ストレスの感じやすさにかかわる「神経質か、大胆か」という部分は、父猫から受け継ぐことが多いようです。

子猫時代の経験

子猫時代、とくに生後2~9週齢の「社会化期」に触れたものに対しては、成長後も恐怖を感じにくいことがわかっています。つまり、子猫時代にさまざまなものに触れた猫ほど、ストレスを感じにくいといえます。

母猫と過ごした期間

子猫は母猫から多くのことを学びます。母猫が安全と判断するものは、子猫も安全と判断するため、長く母猫と過ごした猫ほど身の回りのものの安全性を学び、ストレスを感じにくいのです。

ストレスに弱い猫の気を付けるポイント

マンチカンの福太郎くんと芝生
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ここまでで、愛猫がストレスに弱いかも?と感じた方もいるのではないでしょうか?
ストレスに弱い猫にはどのような配慮が必要なのか、日々の暮らしで実践できる環境づくりやお世話の注意点を解説していきます!

安心して過ごせる場所をあちこちに!

すべての部屋に複数箇所、猫が安心して過ごせる場所を確保しましょう。
たとえば、ハウスのような隠れ場所、猫タワーのような高くて見下ろせる場所などです。居心地よく整えて、猫がいつでも行けるようにしておいてくださいね。

変化には細心の注意を!

猫は、いつも慣れた環境にいること、慣れたものを使うことで安心します。逆に、変化があると緊張し、ストレスを感じます。
たとえば、猫トイレを新調するときはしばらく新旧を併用するなど、急な変化は避けましょう。

食事やトイレは安心できる場所へ

人が近くを通る場所や物音が気になる場所では、落ち着かず、ストレスを感じます。誰の目も気にせず、安心して食事や排泄ができる環境を整えてあげてください。

抱っこや苦手なお世話の無理強いはNG!

猫が嫌がっているのに、抱っこや苦手なお世話を無理強いするのは避けましょう。飼い主さんに対して恐怖を感じ、家の中で安心できなくなることもあります。

また、同時に大切なポイントが「苦手なものに少しずつ慣れさせる体験を積ませること」です。たとえば、動物病院に行くときのキャリーケースは部屋に出したままにし、中でおやつを与えるなど、少しずつ慣れさせます。キャリーケースが居心地のよい場所になれば、動物病院に行く際のストレスも軽減できます。

ストレスに強い猫の見逃しがちなポイント

ラグドールのうりおくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ストレスに強い猫でも、ストレスを感じないわけではありません。見逃しがちなポイントをいくつか挙げていきます。

「うちの猫は大丈夫」と思い込まないで

大胆な性質でストレスに強いタイプの猫でも、特定のことに対しては極端に苦手だったり、初めて遭遇することにはストレスを感じたりすることもあります。猫の様子に異変がないか日頃からよく観察しましょう。

ハウスは必ず用意を!

人前でリラックスできる猫でも、1匹で落ち着いて過ごしたいときもあります。とくに不調を感じているときは、薄暗くて囲まれた場所に籠りたくなります。そのため、隠れ場所・逃げ場所となるハウスは、必ず用意しましょう。

ワクワク・ドキドキ!を適度に取り入れて

大胆な性質の猫は、多少の刺激では緊張しないため、退屈がストレスになることもあります。
換気をして外のニオイを感じさせる、おもちゃでの遊びに変化をつけるなど、適度な刺激を与えましょう。
今回は、猫のストレス耐性を知り、猫がより安心する環境や状況を作っていくためのポイントをいくつかご紹介しました!

飼い主さんが、「愛猫がとくにどんなストレスに弱いのか」を把握しておくことで、猫がより安心する環境や状況に繋がっていきます。猫が「家の中で、飼い主さんといれば大丈夫!」と思えるような工夫をしてあげてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2021年2月号『知ればお世話も変わります。愛猫はどっち? ストレスに弱い猫強い猫チェック』(監修:帝京科学大学講師 動物看護師 小野寺温先生)
文/カガ美五葉
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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