猫が好き
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職場の床下から5匹の子猫を保護した猫アレルギーの女性。里親を探し、残った1匹と家族に→現在の猫との暮らしを聞いた
ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、もちゃこちゃんとの出会いのエピソードなどについて、飼い主さんにお話を伺いました。
職場の床下から5匹の子猫を保護

子猫たちを発見した同僚は、飼い主さんが猫好きだということを知っており、飼い主さんに「子猫たちの引き取り手を探している」と声をかけてくれたのだといいます。
「私は実家で猫を飼っていたのですが、猫アレルギーを発症してしまっていて…。声をかけてもらったときに事情を話して、『引き取ることができない』と返事をしました。
でも、子猫たちのことがどうしても頭から離れず、ほかの猫好きな同僚たちとその日のうちに会いに行ってみたんです」

飼い主さん:
「もしかしたら母猫が戻ってくるかもしれないから、もう少し様子を見たほうがいいのではないかという意見もありました。でも、子猫たちのなかには、体が冷えてぐったりしたコや炎症で両目が開かないコもいました。
まだ肌寒い時期だったこともあり、『保護しなければこのコたちは今日の夜を越えられないのではないか…』と思いました。
『5匹とも責任を持って保護し、お世話もしてきちんと里親も探すので連れて帰ってもいいか』とお願いし、みんなの同意を得て5匹を自宅に連れて帰ることにしたんです」
子猫たちのお世話をするなかで気持ちに変化が


そんななか、子猫たちと接していくうちに、飼い主さんの気持ちに次第に変化があったと話します。

「5匹中4匹を無事に里親さんに引き渡すことができて、ほっとしていたときのことです。猫アレルギーがあり我が家では猫を飼えないと思っていましたが、子猫とどうしても離れがたくなってしまっていて。
子猫たちと接してみて、実際に猫アレルギーの症状もそんなに問題なかったことや、夫の後押しもあり、最後の1匹を我が家でお迎えすることにしたんです。それがもちゃこでした」
もちゃこちゃんを家族に迎え、より楽しい毎日に!
猫じゃらしをくわえて「遊んで!」と可愛くアピールしてきたりと、おねだりがとても上手なのだとか。
飼い主さん:
「イタズラをされて困ったり、引っ掻かれたり甘噛みされたりして傷は絶えなくなりましたが…『しょうがないなー』と笑って楽しく過ごす日々です。
犬派だった夫はもちゃこを『可愛い可愛い』と言っていて、『猫派になった?』と聞くと『もちゃこ派!』と言っています(笑) 」

飼い主さん:
「お迎えしたときは炎症で開かなかった両目もまんまるになり、兄妹の中で一番小さく痩せていたのに、今は元気に家中を走り回っています。
もちゃこが幸せな毎日を送れるように、私たちと暮らしてよかったと思ってくれるように、これからも大切に育てていきたいです」
取材・文/雨宮カイ
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