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苦労している猫飼いさん多数! 猫の「爪切り」理想の頻度とコツは|獣医師解説
【調査】猫の爪切りはどれくらいの頻度でやってる?
「週1回程度/週2回程度/月1回程度/月2回程度/ほとんどしない/その他」の選択肢から選んでもらったところ、もっとも多かったのが「月1回程度(42%)」で、次いで「月2回程度(21%)」、「週1回程度(17%)」と続きました。
【調査】猫の爪切りは大変?
実際にどのようなことが大変だと感じるのか、飼い主さんからは下記のような回答が寄せられました。
爪切りが大嫌い!
- 「爪切りが大嫌い!ちゅ〜るで釣って2人がかりでなんとかできるコ、ちゅ〜るでもさせてくれないコがいて本当に大変」
- 「抵抗がすごい。爪切りを持つだけで逃げる」
- 「爪を出そうとすると嫌がって、手と顔を飼い主の腕の中に埋め込む。それでも切ろうと爪切りを当てると『にゃー』と痛そうに鳴くので、かわいそうでなかなか切れない。病院でお願いしたこともあるけど、先生に噛み付くのでお手上げでした」
爪を切るときに大暴れ!
- 「爪を切るときにバタバタするので怖いです」
- 「嫌がって暴れたり噛んだりすることが多いから」
- 「おうちでは、全く切らせてもらえません。手を触るだけで、怒られます。なので、動物病院の先生に切ってもらっています」
- 「どうしても暴れてしまうので病院で切ってもらいます。が、そこでもシャーと言って暴れます」
- 「とにかく嫌がり鳴き叫びますし、暴れます。普段温厚で大人しいのですが、爪切りは大嫌い。心が折れるぐらいに豹変します」
爪切り以前に、抱っこや触られることが苦手…
- 「抱っこが苦手。手を触られるのが苦手」
- 「抱っこが嫌いなので、スタートから苦労します」
- 「そもそも抱っこ嫌いで噛む引っ掻く。洗濯ネットに入れてもタオルでくるんでも、大人しくならない。爪が尖って痛くなってきて、最終的に病院に連れて行きます」
- 「捕まえるのが不可能に近いコがいて、毎回戦いです。傷を覚悟でネットで捕まえて、病院に連れていきます」
何回かに分けて切らないとできない
- 「切り終わるまで大人しくしてくれない。数回に分けてやることもあります」
- 「寝ているすきを狙って切っているけど、全部を一気には切らせてもらえない」
- 「一度に全部は切れないので、1回に1、2本ずつ。3匹いるので毎日切っている気がします」
- 「とにかく抱っこが嫌い。おやつをちらつかせても2~3本切るのがやっと。後は寝ているのを見計らって、地道に1本ずつ切るけど、終わった頃にはまた最初に切った爪が伸びてきてる」
上手に切れるか不安…
- 「深爪しないかと怖い。もし痛い思いをさせたらと考える」
- 「嫌がるのと、小さいのでよく見えなくて深爪してしまいそうなので」
- 「爪切りを2人がかりでしますが、ジタバタすごく抵抗します。誤って、肉球を切らないかいつもヒヤヒヤしながら爪切りをしてます」
- 「血管を切りそうで怖い」
- 「どこまで切っていいか、なかなか狙いがさだまらない」
- 「切ってはいけないところまで切りそうで不安になる」
【獣医師解説】猫の「爪切り」の困りごとの対策、理想の頻度は?
ここからは、猫の爪切りについて飼い主さんが知っておきたいことについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
「飼い主さんの服やカーペットに爪が引っかかりやすくなるタイミングが、爪を切る目安になります。そのタイミングがだいたい1カ月くらいになります。
猫の爪切りを定期的にしてあげないと、どこかに引っ掛けて爪が折れてしまったり、自分の肉球に刺さってしまうことがあるので、注意してあげましょう」
「猫の『包まれると落ち着く』習性を活かし、暴れるコは洗濯ネットに入れてネットの隙間から切ったり、タオルで全身を包んで足だけ出して切る方法があります。
寝ているタイミングで1本ずつ切ったり、おやつで意識をそらして切る方法もよいかと思います。
もしどうしても難しい場合は、かかりつけの動物病院でお願いするなどして、定期的に爪切りをしてあげられるようにしましょう」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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