猫が好き
UP DATE
「泣いてばかりの毎日を救ってくれた」 ひとりの女性の心を癒した保護子猫、2年の月日で大切な家族に
「むーたんのおかげで、前を向いて暮らしていけるようになりました。運命の出会いだったと思っています」と話すのは、Twitterユーザーの@eCAhfjlzjnwjPhiさん。
愛猫・むーたん(取材当時2才)は、飼い主さんが保護したコでした。倒れて鳴いていたむーたんと出会ってから、飼い主さんの人生は大きく変わったといいます。
会社の裏の倉庫前で、衰弱していたむーたんを保護

2020年6月、飼い主さんは勤めている会社の裏の倉庫前で衰弱している子猫を発見し、保護しました。まだ生後間もないと思われる子猫は、助けを求めるかのように必死で鳴いていたのだそう。そのコがむーたんでした。
むーたんを動物病院に連れていくと、目と耳と内臓は虫だらけで、ひどい猫風邪だと診断されました。先生からは、「あと数日保護が遅れていたら、危なかった」とも言われたそうです。
治療のため、飼い主さんはむーたんを連れて毎日動物病院に通いました。むーたんを家族に迎えることになった飼い主さんですが、当時こんな出来事があったと振り返ります。
飼い主さん:
「当初、ずっと『猫を家族に迎えたい』と言っていた息子夫婦がむーたんを引き取る予定でしたが、ある事情により、それが叶わなくなってしまって。我が家で迎えることとなったんです」
「私が息子夫婦の分まで、このコを一生育てる」と心に決め、飼い主さんはむーたんを家族に迎えたのでした。
むーたんのおかげで楽しい日々を過ごせるように
これまでに猫や犬と暮らした経験のなかった飼い主さんは、子猫のむーたんをしっかり育てられるか、不安もあったそうです。
むーたんのお世話のために2時間おきに起きるなど、慣れない子猫の育児に奮闘し、忙しい日々を過ごしていたそうですが、「むーたんの存在に救われていた」と話します。
飼い主さん:
「むーたんと出会った当時、私自身はあることで泣いてばかりの毎日でした。でも、むーたんの存在のおかげで悲しいこともつらいことも忘れることができ、気持ちが前向きになっていったんです」
飼い主さん:
「私は下の息子と二人暮らしをしているのですか、むーたんのおかげで会話が増えましたし、息子は家事やむーたんのお世話などを積極的に手伝ってくれるようになりました。
家族の仲が深まったのも、むーたんのおかげだと思っています」
振り返ると、あっという間の2年だった
甘えん坊な性格のむーたん。迎えた頃からトイレの失敗がなかったり、ごはんも毎回残さず食べたりと、飼い主さんはむーたんについて「とてもしっかりしているコだ」と話します。
出会ったときは衰弱していて、一時はどうなることかと思っていたけれど、むーたんは飼い主さんのもとで元気いっぱいに成長してくれました。
飼い主さんはむーたんとの出会いを振り返ると、「あっという間の2年だった」と感じるそうです。
最後に、飼い主さんはむーたんへの思いをこのように話してくれました。
飼い主さん:
「私生活も仕事も全部、むーたんがいてくれるから頑張れます。むーたんは私にとって、かけがえのない大切な家族です。
むーたんには長生きしてほしいですし、これからもずっとみんなで仲良く、笑顔で毎日暮らしていけたら幸せです。これからも、目一杯の愛情をむーたんに注いでいきたいと思っています!」
写真提供・取材協力/Twitter(@eCAhfjlzjnwjPhiさん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
UP DATE