こちらの写真は、Twitterユーザー
@kirarakoubou397さんの愛猫きららちゃん(取材当時4才)がくつろいでいる様子を撮影したものです。しかし、飼い主さんにはその座り心地に疑問がありました。
「わりとここが好きなんだけど、座りづらくない?」
家の中にいくつものお気に入りの場所をもつきららちゃん。それぞれの場所にはブームがあり、時期によって居場所が変わるそうです。先ほどの写真のクッションも、きららちゃんのお気に入りの場所のひとつ。何度目かのブームがきて、最近よく乗っているといいます。
飼い主さん:
「ふと見ると、このクッションに座りこちらをジーッと観察していました(自分は、常時観察されています)。
最初は香箱座りをしていますが、だんだん手や足がずり落ちてくるので……
その様子を見たくて、私もきらら氏を観察し返しています(笑)」
飼い主さんの「座りにくくない?」という疑問に対して、フォロワーからは「猫が座りにくい場所に座っているのを見たことがある」といった反応が。ほかには、「エジプトみがある」「お山の大将的」などのコメントが届き、「ですよねー」と共感してしまったそうです。
なぜ、この場所が落ち着くの?
しかし、なぜ三角の頂点が気に入ったのでしょうか? 飼い主さんは、きららちゃんがクッションの上を好む理由について、こう分析しています。
飼い主さん:
「きらら氏もほかの猫と同様に高い場所が好きで、いつも猫タワーの上などにいます。おそらくこの場所は、きらら氏のなかで高い所と認識されているのでしょう。
ピラミッドの頂点と思えば納得ですが、高さ30センチ弱のピラミッド……(笑)」
家族内でも上にいたいタイプ!
きららちゃんは、保護猫団体から譲り受けた猫。トライアル期間中は天真爛漫で、家族の膝にかわりばんこに乗ってきて、健気だったといいます。そんなきららちゃんが変わり始めたのは、正式に家に迎えてから。徐々に家の中で「ファラオ」の頭角をあらわし、家族のパワーバランスの中でも頂点に立っているそうです(笑)
飼い主さん:
「基本的に気が短くて強く、怒りん坊ですが、その分甘えてきたときは可愛くてたまりません。うちでは猫も人も自由気ままに暮らしていて、『飼い主とペット』の関係ではなく、私とパートナーときらら氏の『3匹で生活している』感覚です」
ちなみに、きららちゃんというお名前は保護猫団体がつけたもの。まだトライアルの段階で「きらら」と呼び捨てにするのも失礼かと思って「きらら氏」と呼んでいたら、それがそのまま今の呼び名になっているそうです。
いろんな意味で三角の頂点が好きなきららちゃん。その自由気ままな日常から、ほっこりとした笑いをいただきました。
写真提供・取材協力/Twitter(
@kirarakoubou397さん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/小崎華