猫は体に不調があっても、それを言葉にできません。
また、猫は痛みや不調を隠してしまうこともある動物ともいわれています。
では、どうすれば愛猫の健康を守ることができるのでしょうか。愛猫の健康と長生きのために飼い主さんができることを考えていきましょう。
病気を早期発見するために飼い主さんができることとは?
歳とともに気になるのが「病気」です。病気にならないように予防することも大切ですが、早期に発見することも大切なことです。では、どうすれば早期に病気に気づけるのでしょうか。
早期発見のためには、飼い主さんが常日頃から愛猫の様子をよく観察し、実際に触れることが大切です。
「これって変?」「いつもと違う?」と感じられるように日頃から愛猫とスキンシップをし、体調や様子を観察することが大切です。いつもと違うと感じたら動物病院の受診をしてみましょう。
では、愛猫の変化についてどうやったら気づけるのか?そのチェックポイントを少しあげていきましょう。
健康チェック①:カラダ「背中」編
まずは、猫が比較的触られても嫌がりにくい背中からスタートしてみましょう。
手のひらに神経を集中し、首筋から背中にかけてゆっくりとやさしくなでましょう。
背中をやさしくなでて、チェックするポイントをいくつか紹介します。
チェックポイント「毛の感触がいつもと違わないか」
いつもと違って、ツヤがなくガサガサしていたり、毛が束になっている場合は愛猫の体調が悪い可能性があります。
チェックポイント「毛の様子を確認する」
毛が薄くなっていたり、部分的に薄くなっている場合、皮膚炎があるか、内臓疾患や口内疾患のために栄養状態が悪くなっている可能性があります。またストレスによる過剰な毛づくろいで脱毛しているという可能性もあります。
チェックポイント「皮膚の感触を確かめる」
皮膚を触った際に、ザラザラ・ボコボコとした感触がある場合は、皮膚炎による発疹がある可能性があります。
健康チェック②:行動「寝起き」編
猫が起きてすぐにする行動は、ある程度決まっています。いつもと違っていないかよく観察してみましょう。当てはまることがあったら、早めにかかりつけの動物病院に受診しましょう。
チェックポイント「目を覚ましたときの動きをみる」
愛猫が目を覚ましてもあまり動かず、寝てばかりいる場合は、体調が悪い可能性があります。また、首や腰などに痛みがあり動きたくない可能性もありますので、毎日注意してチェックしてみましょう。
チェックポイント「起きたときの行動をみる」
起きたときの行動がいつもと違う場合。例えば「いつもは爪とぎをするのに今日はしない」などの変化がある場合は、体調が悪い可能性があるので気をつけましょう。
チェックポイント「目を覚ましてから伸びをするかどうか」
猫が目覚めて活動を始める前には体を伸ばします。伸ばさないのは腰や足に痛みがある可能性がありますので気をつけてみましょう。
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この記事ではほんの一部のチェックポイントを記載しました。日頃から、大好きな愛猫とスキンシップをはかりながら、体調などの変化を読み解けるようにしていきたいですね。
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文/YM
参考 「ねこのきもち 愛猫の家庭の医学事典」