猫が好き
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倉庫の片隅で鳴き続けていた生後1カ月の子猫を保護→およそ7カ月で体重が約25倍になり、ツンデレな“大猫”に成長!
このときは、飼い主さんの片手に収まるほど体が小さかったというミロくん。飼い主さんがミロくんをお迎えした経緯について教えてくれました。
飼い主さん:
「出会いは、仕事帰りに子猫の声が聞こえたので声を頼りに探すと、職場の倉庫の片隅にススをかぶったくらいに汚れた子猫がいました。周りに親猫らしき猫もおらず、少し様子を見ていたところ、ずっと鳴き続けていました。朝方カラスもよく見る場所なので、そのままだとカラスに獲物にされてしまう。そうなるくらいなら自分が保護しようと思いました」
飼い主さん:
「猫を迎え入れるなら少しでも困っているコを助けたい、幸せにしたい、という思いから野良猫の保護を選択しました」
体がとても小さかったミロくんは、保護から約7カ月が経ち、どのような姿に成長したのでしょうか?
体重が約25倍になり、“大猫”に成長!
飼い主さん:
「一番はここまで大きく育ってくれて安堵の気持ちです。最初に病院に連れて行ったときは『生後約1カ月で平均体重の半分しかなく、親猫に見捨てられたのであろう』と話を受け、どことなく表情や佇まいから哀愁を感じました。現在は、見ての通り哀愁漂う子猫も“大猫”に成長してくれました。
定期的に体重を測っていて、保護当時は200gでしたが、今では5kgです。健康診断では驚かれましたが、触診したら脂肪はそこまでなく、体格が大きいとのこと。当初の体重から考えると本当に大きく成長してくれました」
ミロくんってどんなコ?
飼い主さん:
「仕事から早めに帰ったときも、ペットカメラで寝てるのを確認してコソッと帰宅すると、急に目の前に飼い主が現れて“やんのか状態”でフリーズしてました(笑)」
「魅力は“ザ・猫”のツンデレ具合です。実家で飼ってたコはみんな知人から譲り受けたりなど、最初から人間といてトレーニングしてたので、撫で回しても噛んだりまったくせずとてもおとなしい”家猫”でした。
ミロは元野良猫なので、撫でられるより『遊べ!』と言わんばかりに手を見るや否や飛びかかってきたり、と思えば急にくっ付いて寝てきたり、飼い主から近寄ると逃げるのにミロは家中着いてきたり、とツンデレ具合に喜ばしく翻弄されています」
ミロくんへの現在の思い
飼い主さん:
「ペットではなく家族、というのを自分の責任で命を迎え入れて実感しました。あのとき保護する選択をしていなければ、今頃ミロはどうなっていたかわかりません。
自分はミロがいることで毎日癒しと幸せを感じることができているので、ミロ自身は幸せに思ってくれているかどうか分かりませんが、あの頃の延長線の“猫生”より、寒さも暑さも空腹も外の過酷さも忘れるくらいの“猫生”を送って欲しいです。共に送ります」
写真提供・取材協力/@milo_neko_さん/X(旧Twitter)
取材・文/COCO
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年7月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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