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「どんな猫でも絶対お迎えする」 育児放棄された子猫と繋がったご縁 飼い主の涙を拭う最高のパートナーに

人間よりも成長スピードが早いねこ。生まれてから1歳を迎えるまでに、人間の12倍の速さで年をとっていきます。X(旧ツイッター)では、「こんなに立派になりました」と愛猫の成長を振り返る投稿が注目を集めています。

今回、ご紹介するのは、@hoshiyuki8035さんとその愛猫・テキサスちゃん。

4年前、3匹の“きょうだい”とともに遺棄されているところを飼い主さんの知り合いが保護。巡り巡って、飼い主さんとのご縁が繋がりました。その出会いから現在の様子まで、詳しいお話を伺いました。

■母猫に取り残され命の危機に瀕した3匹の子猫

子猫時代のテキサスちゃん
飼い主さんに抱っこされるテキサスちゃん
@hoshiyuki8035
元保護猫の「テキサス」ちゃんは、推定年齢4歳の女の子です。

素敵なお名前には、ちょっぴりユニークな由来があります。当初、テキサスちゃんのことを男の子だと思っていた飼い主さんは、日本のおよそ25倍の国土を有するアメリカのように「でっかい猫になるように」との願いを込めて命名したそうです。

飼い主さんのおうちでは、同じくセキセイインコの男の子で2歳の「エリザベス(通称:リビ)」くんと、2023年8月、新たにお迎えした生後6ヶ月の男の子で元保護猫の「バリー」くんと一緒に暮らしています。

テキサスちゃんと飼い主さんが出会ったのは、2019年11月のこと。当時、生後4ヶ月くらいだったテキサスちゃんは、2匹の“きょうだい”とともに飼い主さんの知り合いに保護されました。

飼い主さん
「子どもの頃から、セキセイインコと暮らしていましたが、猫と暮らしたことはありませんでした。当時、保護猫をお迎えするつもりで、ペットと暮らすことのできる物件に住んでいたので、知り合いから保護した子猫を引き取らないかと打診されたときは、『きっと運命なんだ。どんな子でも絶対にお迎えしたい』と思いました」

こうして、飼い主さんは保護された3匹の子猫のうち、1匹を譲り受けることに。それが、テキサスちゃんでした。

飼い主さん
「写真や動画で子猫の姿を見たときは、『強く生きてくれー!』という思いで胸が熱くなりました。その後、テキサスは、一定期間、“きょうだい”とともに過ごしながら社会性を身につけたあと、我が家の一員になりました」

■お迎え後、すぐにおうちに慣れてくれたテキサスちゃん

ちょこんと座るテキサスちゃん
キャットタワーの上に座る子猫時代のテキサスちゃん
@hoshiyuki8035
飼い主さんにとって、猫との暮らしは初めて。テキサスちゃんをお迎えするにあたって、すぐに玄関前に脱走防止策を取り付けるなど、準備を整えたそうです。

飼い主さん
「キャットタワーやトイレ、おもちゃ、おやつなどを買いそろえ、ずいぶんと散財してしまったように記憶しています(笑)。テキサスをお迎えしてすぐに動物病院へ連れて行き、血液検査やワクチン、寄生虫のチェックなどをしてもらいました」

猫も人間も、新しい環境に慣れるまでは、とても大変ですよね。ところが、テキサスちゃんはすんなりとおうちに慣れてくれました。

飼い主さん
「粗相やいたずらをすることなく、とてもお利口さんでした。お留守番も上手にできて、想像していたような苦労はまったくなく、拍子抜けしたくらいです」
インコのリビくんとバリーくん
(左)インコのリビくん、(右)2023年8月に新たに家族になったバリーくん
@hoshiyuki8035
一方、テキサスちゃんとリビくん、バリーくんとの関係性はおおむね良好。リビくんとは少し距離を取りながら、バリーくんからはとても懐かれているそうです。

飼い主さん
「リビくんは、普段、テキサスやバリーくんとは別に、ケージの中で過ごしています。2匹のねこの前で、リビくんをケージから出すことはありません。そのため、リビくんとテキサスの関係は付かず離れずという感じ。テキサスからもちょっかいを出すようなことはありません。また、バリーくんは、まだ生後6ヶ月で去勢手術をする前だからか、とてもやんちゃです。テキサスに、しつこくちょっかいを出しては“ニャンプロ”する毎日です」

こうしたエピソードからもわかる通り、テキサスちゃんはとても優しく穏やか。飼い主さんが体調を崩して寝込んでいると寄り添ってくれたり、映画を見て泣いていると涙を舐めてくれたりするそうですよ。

飼い主さん
「テキサスには、犬のような一面があります。私がお風呂に入ってると脱衣所で待っていてくれることもありますが、入浴後に使うバスタオルや着替えの上でくつろいでいることがよくあるので、それだけは改めてほしいです(笑)」

■飼い主さんにとって“猫と暮らす魅力”とは?

仰向けになってごろ寝するテキサスちゃん
“へそ天”になってカメラを見つめるテキサスちゃん
@hoshiyuki8035
猫と暮らすようになってから、飼い主さんにはいくつか変化があったといいます。

まず、YouTubeでよく猫関連のチャンネルを視聴するように。そこで悲しいエピソードを目にすると、自分のことのように感情移入してしまうようになったそうです。

そして、保護猫活動にまつわる取り組みに参加したり、公益社団法人日本愛玩動物協会が主催する「ペットオーナー検定」を受験したりと、猫のためにさまざまなチャレンジをするようになりました。

飼い主さん:
「保護猫活動のための募金をしたり、チャリティーグッズを購入したりしています。また、テキサスをお迎えした翌年、猫と暮らすための知識や一緒に暮らす上で知っておいたほうがよいことを幅広く学ぶために『ペットオーナー検定』の猫コースを受験し、合格することができました」
仲良くくつろぐ(左から)バリーくんとテキサスちゃん
布団の上で一緒にくつろぐ(左から)バリーくんとテキサスちゃん
@hoshiyuki8035
テキサスちゃん、リビくん、バリーくんと、にぎやかな日々を過ごす飼い主さん。最後に、“猫と暮らす魅力”について飼い主さんの考えを伺いました。

飼い主さん:
『猫の下僕になることがこんなにも幸せなのか』と実感しております。人間の異性に尽くすのはこりごりですが、猫様にならば、この身を生涯捧げる所存です(笑)」

優しい飼い主さんに見守られながら、2匹の“きょうだい”とともににぎやなか暮らしを送っているテキサスちゃん。これからも楽しい毎日が待っているに違いありません。

写真提供・取材協力/@hoshiyuki8035さん
取材・文/佐東みかん
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