猫が好き
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大雨予報の日にへその緒がついた子猫を保護→ミルクと仕事を両立させながら育て“お転婆娘”に成長!

では、どのような状況でむぎちゃんは保護されたのでしょうか。当時の状況について伺うと、飼い主さんは次のように振り返ってくれました。

「9月上旬の暑い日、自宅裏から猫の鳴き声が聞こえて見に行くと、目も開いていない小さな子猫がいるのを発見しました。この日は大雨になる予報だったので危険と判断し保護したのですが、保護時の体重は80gほどで、へその緒もまだついている状態……家族全員大パニックでした」
こうして始まったむぎちゃんとの暮らし。飼い主さんによると、生まれたばかりの子猫を育てるのは、並大抵のことではなかったようです。
むぎちゃんを保護してからの生活

「むぎを保護してから大変だったのは、ミルクと仕事の両立でした。動物病院の先生に相談しつつ、朝出かけるギリギリ前に授乳し、昼休憩にいったん帰宅してまた授乳しました。夜中の授乳などもあったので、当時はとにかく小さな命を守るのに必死でしたね。
もちろん、夫や子どもたちも協力してくれていたので、体重が増えるたびに家族全員で歓喜し、反対に、排便がないと心配しました。寝るときは抱っこをして、子守唄とトントンで寝かせていました」
現在は生後5カ月にまで成長したむぎちゃん

飼い主さん:
「生後5カ月になった現在は、お転婆でイタズラばかりしています。家族の誰か(犬も含む)が欠けるのが嫌らしく、誰かがリビングからいなくなると大声で呼び、戻ってくると知らん顔しているのが猫っぽいなと思いますね」

「家族みんな動物が好きで、『もし保護が必要な状況の動物に遭遇したときは迷いなく保護する』などと話をしていましたが、実際に子猫を保護してみると、小さな命を守ることは簡単ではないと痛感しました。
今でも手探り状態ですが、うちの“末っ子”のむぎがすくすくと健やかに成長していくのを楽しみにしています」
取材・文/長谷部サチ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年2月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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