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人馴れしていなかった生後4カ月の元野良猫 険しい表情をしていたコの「3年後の姿」にグッとくる

写真を比較してよくわかる「愛猫の嬉しい変化」にグッとくる!
ハンちゃんのビフォーアフター写真
(写真左から)撮影時、生後4カ月頃/3才
@Erin45805941
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@Erin45805941さんが愛猫・ハンちゃん(取材時3才)の「3回目のうちのコ記念日」に投稿していた、こちらの写真。

写真左側は、預かりボランティアさんが撮影した生後4カ月頃のハンちゃん。写真右側には、成長して3才になった現在のハンちゃんの姿が写っています。

3回目のうちのコ記念日を迎えるにあたり、お迎え当時の写真などを見返していた飼い主さんは、「先日撮った写真と似たようなポーズをしていた昔の写真を見つけた」といい、今回比較写真を投稿したとのこと。

ハンちゃんの変化がよくわかる2枚の写真について、飼い主さんは次のように話しています。
飼い主さん:
「ハンちゃんの顔つきの厳しさがどんどんとれていったことを、写真を比較してあらためて感じました。

お迎え当時のハンちゃんは、野良猫だった頃の栄養状態がよくなかった名残りがしばらくあり、しっぽがとてもパサパサしていました。今は手触りもよくフサフサになり、よかったなと思います」
見つめるハンちゃん
@Erin45805941
嬉しいビフォーアフターを見せていた、元野良猫のハンちゃん。飼い主さんはハンちゃんとどのように出会い、家族になったのでしょうか。

ハンちゃんとの出会い

お迎え直後のハンちゃん
お迎え直後のハンちゃん。最初の頃は慣れてもらうために、ケージで過ごしていたそう。
写真提供/@Erin45805941
飼い主さんは猫を見たり触れ合ったりするのが大好きで、長年「猫との暮らし」に憧れていたそう。本格的に猫と暮らす環境を整えていたなかで、飼い主さんは「保護猫」について考えるようになったといいます。
飼い主さん:
「一生涯の責任をもってくれる『ずっとのおうち』を必要としている猫がたくさんいることについて、考えるようになったんです。猫を迎えるなら『保護猫の里親になろう』と決心し、そのための条件などを踏まえて進めていきました。

そして里親募集サイトで保護猫を探していたときに、理想だった可愛い赤ちゃん猫とは違う、険しい目つきをした猫にふと目が引かれたんです。それがハンちゃんでした」

人馴れしていなかったハンちゃん。預かりボランティアさんの「ある言葉」が、飼い主さんの心の支えに

ケージから出られるようになったハンちゃん
ケージから出られるようになったハンちゃん。遊んだりはできるようになったけれど、このときはまだ触ることができなかったそう。
写真提供/@Erin45805941
元野良猫のハンちゃんは臆病で警戒心が強く、人馴れしていないコでした。お迎え当時は、ハンちゃんと触れ合うことができなかったといいます。

当時は先のことが見えず、「本当にこのコと仲良くなれるのだろうか」と不安な日々を過ごしていた飼い主さんですが、預かりボランティアさんに言われた「早い者勝ちじゃなく、このコにぴったりな家を見つけたい。野生が強いコだけど、心を開いてくれるはず」との言葉が、心の支えになっていたそうです。
飼い主さん家族に甘えるハンちゃん
飼い主さん家族になでてもらっているハンちゃん。「心を開いてくれて、触れ合えるようになった頃」に撮ったという、思い入れのある一枚。
写真提供/@Erin45805941
ハンちゃんにたくさん話しかけたりして、ハンちゃんのほうから近づいてくれる瞬間を待っていた飼い主さん。なかなか思うようには進まなかったそうですが、根気強くハンちゃんと向き合っていくなかで「嬉しい変化」が見られたそうです。
飼い主さん:
「ある日突然、ハンちゃんは急にエンジンをかけるように大きくゴロゴロと鳴き、スリスリして甘えにきてくれたんです。堰を切ったように甘えが止まらず、『まだ幼さの残っていたこのコは、本当は甘えたかったのだろうな』と思いました。

野生の中で生き抜くために警戒して自分のことを守っていたハンちゃんが、緊張し続けて葛藤の末、それを捨てて“人を信じる”という大きな決心をしてくれたことが、本当に嬉しくてたまりませんでした」

慎重で臆病だけれど、人好きなコに!

くつろぐハンちゃん
@Erin45805941
今も慎重で臆病な一面はありますが、ハンちゃんは人好きで優しいコに成長しました。とても“おしゃべり”だといい、とにかくたくさん話しかけてくれるのだとか。

「遊びに誘ってきたり、寝床を移動するときは鳴いて知らせて移動先へエスコートを要求してきたり、よくお返事をしてくれたりする」そうで、飼い主さんは可愛らしいハンちゃんの姿に日々癒されているそうです。
見つめるハンちゃん
@Erin45805941
また、ハンちゃんとの暮らしで「とくに楽しさを感じる瞬間」について、飼い主さんはごはんのときのエピソードを話しています。
飼い主さん:
「ハンちゃんのごはんの時間に私が家事などをしていると、ハンちゃんはよくごはんの準備をしてくれる別の家族をまず呼びに行ってごはんの準備を始めさせ、それを確認したら今度は私を呼びに走ってきます。

ハンちゃんは『自分のごはんのときは家族がそろわないとダメだ』とばかりにテンションが上がっていて、家族が集まるとさらに大喜びします。このごはんイベントが嬉しくてたまらない様子のハンちゃんを見て、私たち家族も楽しくて幸せな気分になっています」

人を信じてくれたハンちゃんへ、飼い主さんが今思うこととは

幸せそうなハンちゃん
甘え方が控えめだという、ハンちゃん。「この先もっと遠慮なく甘えてくれたら、さらに嬉しいです」と飼い主さん。
@Erin45805941
ハンちゃんの何気ない行動に癒され、飼い主さんは「一緒に過ごせることがかけがえのないものなんだ」と日々感じているとのこと。

最後に、飼い主さんたちを信じて心を開いてくれたハンちゃんへの思いを、こう話しています。
飼い主さん:
「こんなにも愛しい存在になってくれたことは、何ものにも代え難い喜びです。このコが少しでも幸せでいてくれるよう、これからもできるだけのことをしていきたいです。

また、野良猫だったハンちゃんを迎えて、『保護猫に家が見つかるのがゴールではなくて、そこから本当に幸せでいてもらわなければダメだ』と感じています。

『ハンちゃんの一生の幸せ』を考えて私たちに託してくれた預かりボランティアさん、そして人を信じることにしてくれたハンちゃん——これからも、その気持ちに応えていきたいです」
写真提供・取材協力/@Erin45805941さん/X(旧Twitter)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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