猫が好き
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近所の公園に住み着いていた野良の子猫を保護 一緒に過ごすなかで、飼い主夫婦に笑顔をもたらす存在に!
撮影当時のもんがくんについて、「知らない場所にすっかり委縮してしまい、ケージ内のハンモックから出てきてくれなかった」と話す飼い主さん。そんな姿がモモンガのように見えたといい、飼い主さん夫婦は「もんが」と名づけたのだとか。
もともと外の世界で暮らしていた野良の子猫だったというもんがくんですが、飼い主さん夫婦はどのような経緯でお迎えすることになったのでしょうか。出会いのエピソードを聞きました。
里親募集中のもんがくんを見つけ、家族になりたいと思った
当時の心境について、「猫をお迎えする気満々だったので、すっかりヘコんでしまいました」と話す飼い主さん。そんななか、インターネットの掲示板で里親募集中だったもんがくんのことを見つけたといいます。
「掲載されていた内容は、『近所の公園に住み着いている野良の子猫の里親になってほしい』というものでした。掲載主様は毎日公園に通っては子猫だったもんくんにごはんをあげて、遊んでくださっていました。
掲載主様に連絡して待ち合わせて公園に行くと、広い公園の片隅にある塩ビ管の中からもんくんが飛び出してきて、ピョンピョン飛び跳ねて『あそぼ!』と掲載主様を誘っていたんです。そんなもんくんを見たときは、『天使か』と思いましたね」
お迎え当時のことについて、飼い主さんはこのように振り返っています。
「掲載主様が毎日もんくんの面倒を見てくれていたおかげで、もんくんは病気もなく栄養状態も良い健康体で我が家にやってきてくれました。本当に感謝しています」
もうすぐ3才になるもんがくん どんなコに成長した?
「ベビーフェイス」なもんがくんに飼い主さん夫婦はメロメロだそうで、「『いつまでたっても赤ちゃん』と、我が家では永遠に子猫扱いされています」と飼い主さんは話します。
「私と夫のふたりがいる空間だと、甘えているところをどちらかに見られたくないのか、ちょっと遠慮しながら甘えてきます。しっぽをピンと立てて、足に触れるか触れないかくらいの感じでスリッ……としてくるのが、もんくん流の甘え方みたいです。
冬場でさらに甘えたいモードのときは、布団をかぶっている人のところに来て『ボクも入れてくれ~』と要求し、クンクン・ホリホリしてくることも。
そろそろ暑い季節になってきてその可愛い姿を見る機会は減ってしまうので、また次の冬に期待ですね」
もんがくんとの出会いを振り返り、今思うことは
「もんくんには、『うちのコになってくれて本当にありがとう』という気持ちでいっぱいです。
もんくんのおかげで、保護猫について調べたり勉強する機会が増えました。おうちのないコたちをお迎えしてくださる方がひとりでも増えてくれたら……。猫ちゃんが安心して暮らせるおうちが1軒でも増えたらいいなと、いつも願っています」
「もんくんの里親募集の掲載主様は、もんくんの面倒を見てくれたあとに、公園内でのTNR活動にも力を入れてくださり、少しでも不幸な猫ちゃんが減るようにと日々尽力しているそうです。
私たち夫婦はまだ具体的な活動はできてはいませんが、掲載主様が繋いでくれた命のバトンをお預かりして、もんくんに少しでも幸せに過ごしてもらえるように大事にすることが使命だと思っています。
もんくんと一日でも長く家族として一緒に過ごしていきたいです」
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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