猫が好き
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体重わずか450グラム、痩せ細った子猫との出会い。保護当初と2年後のビフォーアフター姿に感涙「愛情と温もりをありがとう」
飼い主の@hiichan_japanさんは、白黒ハチワレの女のコ「美猫(みねこ)」ちゃんの写真と動画をX(旧Twitter)に投稿しました。1つめは、保護当時、生後推定1カ月、小さくはかなげな子猫時代の姿。2つめは、立派に成長し2才になった美猫ちゃんが飼い主さんになでられながら“へそ天”になってくつろぐ姿がうつっています。
美猫ちゃんと飼い主さんが出会ったのは、今から2年前のこと。飼い主さんは、友だちの家に遊びに行っている子どもから「近くの農業用の小屋で子猫が生まれている」と連絡を受けたことがきっかけでした。
飼い主さん:
「子どもたちを迎えに行き、子猫の様子を見に行きました。小屋の持ち主さんが現れ、『とても人間に慣れているので引き取ってくれないか』と相談を受け、『うちには神経質な犬がいるので、まず2匹を会わせてみてから考えてもいいですか』と伝えて、子猫を連れて帰ることにしたのです」
当初は、チワワの先住犬「菊次郎」くんとの相性を考え、「同居することは難しいだろう」と考えていたという飼い主さん。子猫とともに帰宅すると、早速、菊次郎くんが近寄ってきました。すると、予想外の反応が返ってきたのです。
飼い主さん:
「菊次郎が子猫のニオイをクンクンと嗅ぐと、子猫が『あ! お母さーん』と訴えるように鳴き出しました。当の先住犬は男のコなのですが、どうやら母性本能をくすぐられた様子。子猫にぴったりとくっ付いて離れず、世話を焼くようになり、抱いて眠るまでになりました。その様子を目にして『この2匹を離すのはしのびない』と考え、お迎えることにしました」
こうして、飼い主さん家族の一員となった美猫ちゃん。現在は、菊次郎くん、その後にお迎えした三毛猫の「琴音」ちゃんとともに、優しい飼い主さん家族に見守られながらにぎやかな日々を送っています。
#猫のいる暮らし𓏲𓎨#ネコチャン
— ヒィ=チャン🐕🐈⬛🐈 (@hiichan_japan) June 30, 2024
450g野良猫生まれシラミだらけの痩せた子猫。無事に育つか心配すぎた😟
いっぱい食べろ、よく眠れ
良い毛になる様に【美猫(みねこ)】と名をつけて育てた
2年後、野生を忘れ、常時食欲旺盛、ピカピカ被毛、豊満な腹を出して寝る #ハチワレ親方 に仕上がっていた pic.twitter.com/KfzkLtgME0
犬と2匹の猫、かけがえのない“仲良しトリオ”に…!
飼い主さん:
「何より、犬と猫が仲良く暮らす様子を間近で見れたことがうれしかったです。菊次郎は、留守番をするとき、不安から鳴くことがあったのですが、美猫のお世話をすることでそれがなくなりました」
美猫ちゃんは、菊次郎くんはもちろん、あとからおうちに迎えられた琴音ちゃんとも仲良し。顔を合わせたその日のうちに、親友のような関係になったそうです。
飼い主さん:
「今では、3匹、仲良しトリオです。昨年、子猫の一時預かりを引き受けたときは、美猫がとてもかわいがり、人間にも犬猫にも慣れたコへと育ててくれたおかげで、その後、スムーズに里親さんへの譲渡に繋がりました。美猫は、愛情をたっぷり受けて育ったので、子猫にも愛情をたっぷり注いでくれたのだと思います」
美猫ちゃんのお世話を通して家族の絆が強固に。「愛情と温もりをありがとう」
飼い主さん:
「美猫は、琴音が近づくとペロペロと舐めたり、人間が近づくと、いきなり“トド寝”をして『なでたきゃなでなさいよ』とおなかを出します。来客があると、しっぽを巻きつけて大歓迎。めずらしいことが大好きなようです。また、自分を見つけてくれた“お姉ちゃん”のことが大好きで、娘が勉強しているときや眠るときは、そばで見守っています。ほかの2匹は、“お母さんっこ”ですが、美猫は“お姉さんっこ”です」
美猫ちゃんから、愛情と温もりをもらったという飼い主さん。「猫がこれほどかわいらしくて、やわらかくあたたかいいきものだとは知らなかった」とも感じているそうです。
飼い主さん:
「みなで力を会わせて美猫を育てたことで、共通の話題を持つことができて、家族の絆が強くなりました。忘れかけていた優しさという感情を思い出すきっかけを与えてもらったように思います。丸顔とまん丸なおめめ、ワガママボディがかわいらしい美猫ですが、人間を観察しているときだけ“ジト目”になるところも大好きです」
写真提供・取材協力/@hiichan_japanさん/X(旧Twitter)
取材・文/佐東みかん
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。2024年8月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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