猫が好き
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「助からないかも」突然、庭に現れたボロボロの子猫、奇跡の生還を果たし4才の誕生日を迎えた姿に祝福の声続出
そんなコメントとともに投稿された写真には、X(旧Twitter)ユーザー@isuzu_nexusさんの愛猫「ミー」ちゃんが写っています。1枚目は、保護当時、飼い主さんの手の中に収まるほど小さく痩せ細った姿、2枚目は立派な成猫になった姿が。
この写真が公開されると、リプライには「ミーちゃんお誕生日おめでとう」「見違えるほど美人さんになりましたね」「ミーちゃお誕生日おめでとうございます。優しいママに出会えてよかったですね」「助けてくれて、ありがとうございます」など、祝福する声が寄せられています。
保護から現在、ミーちゃんと飼い主さんの間には、どのようなエピソードがあったのでしょうか? 詳しいお話を伺いました。
突然、自宅の庭に現れたミーちゃん。生死をさまよう状態から元気に…!
飼い主さん:
「仕事から帰宅すると、子猫の鳴き声がずっと聞こえてきたため、再び、探しに出ました。すると、植木のすき間に何やら動いている小さな頭が……。うちには先住の猫がいたのですが、そのコも庭に迷い込んできたところを保護したため、放っておくことができず、保護しました」
こうして飼い主さんに保護されたミーちゃんですが、両目がふさがってしまうほど目やにがひどかったそう。そこで、飼い主さんはすぐにミーちゃんを病院へ連れていきました。
飼い主さん:
「先生から『保護するのが1日遅れていたら命を落としていただろう。とても衰弱しているので、治療しても助からないかもしれない』と言われました。数日間、1日2回、強制給餌のために動物病院へ。離乳をしていない子猫を迎えるのは初めてだったため、どうすればミルクを飲んでくれるのか、離乳食を食べやすくするにはどうするか、抱っこの仕方、離乳食のかたさなど試行錯誤しました。あるとき、突然、ミルクを力強く飲んでくれるようになったときは、とてもうれしかったです」
当初、飼い主さんのお父さんは、先住猫がいることなどから、子猫をお迎えすることに難色を示していました。ところが、飼い主さんが懸命にお世話をするうち、少しずつ心境に変化が。飼い主さんが不在時、お父さんは子猫にミルクを与え、お世話をしていたそうです。
飼い主さん:
「父もまた、子猫に愛着がわいたようです。そのまま、我が家の家族になりました」
今、飼い主さんがミーちゃんに“伝えたい言葉”とは?
飼い主さん:
「最近はようやく落ち着いてきたのか、出窓のところで日向ぼっこしている時間が多くなって、『成長したのかな?』と思うことが増えました。ただ、基本的には、あまり変わらないような気もしています。ごはんを食べるのも変わらずヘタ。保護当初は、ウエットフードを鼻でお皿から落とし、現在はカリカリを口の端からこぼしながら食べています」
成猫になった今も、子猫の頃のおもかげを残しているミーちゃん。そんなおちゃめなところがある一方、「超ツンデレ」な一面もあるそうですよ。
飼い主さん:
「父に対しては、後追いしたり、近くに寝転んで“なでてアピール”をしたりしますが、私や母に対しては遊んでほしいとき以外は自分からそばに来てくれることはありません。とても食いしん坊で、知らぬ間に、先住猫のごはんをつまみ食いしていることがあります」
「ミーちゃんも、もう1匹の先住猫もなくてはならない大切な家族」と語る飼い主さん。今、ミーちゃんに“伝えたい言葉”とは……?
飼い主さん:
「うちにいてくれるだけで、家族の会話も増え、つらいことがあっても癒やされます。『保護したとき、一生懸命に鳴いて呼んでくれてありがとう。うちに来てくれてありがとう』と伝えたいです」
写真提供・取材協力/@isuzu_nexusさん/X(旧Twitter)
取材・文/佐東みかん
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。2024年8月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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